episode 3. 匂宮との遭遇
GENJI 【超訳】
Part Ⅲ 激しく流れる恋の川
Chapter 50.翻弄される舟
源氏物語 第五十帖 東屋
episode 3. 匂宮との遭遇
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【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第四十九帖 宿木(Chapter 49)まで
周りの思惑で薫は帝の内親王と婚約、結婚することになります。けれどもいまだに大君を想っており、妹の中の君と自分が結婚すればよかったとも思っています。
匂宮も夕霧の娘の六の君と結婚します。形式的な結婚のつもりでしたが、六の君の美しさ、素晴らしさに匂宮は魅了されます。
匂宮の結婚に落ち込んでいる中の君を薫が訪ねて口説こうとしますが、中の君が妊娠中なので思いとどまります。帰宅した匂宮はふたりの仲を疑いますが、中の君は泣いて身の潔白を訴えます。
中の君は薫の気をそらそうとある姫の話をします。その姫は大君と中の君の異母妹でした。宇治で偶然姫を見かけた薫はあまりに大君と似ていたので「運命の姫だ」と感じ入ります。
超ざっくり GENJI
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
本章です🎵
第五十帖 東屋(Chapter 50)第二話(episode 2)まで
薫は宇治で見かけた大君の異母妹を「世話したい」とアプローチしますが、身分格差があるため姫も姫の母親も本気にしていないようです。
姫(浮舟)はある事情で中の君の二条院に滞在することになります。 浮舟の母親は匂宮と薫の麗しさ、美しさに驚愕します。
episode 3. 匂宮との遭遇
【超訳】東屋 宇治十帖
薫 26歳 匂宮 27歳
中の君 26歳 中の君の異母妹(浮舟) 21歳
夕霧 52歳
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて 恋しき瀬々の なでもにせん ~
(亡き大君の身代わりになってくれるのなら、いつもそばに置いておきたいな)
中の君は薫と浮舟の仲をとりもってあげようとしますが、匂宮は自宅に中の君の異母妹が滞在していることを知りません。薫は中の君から「お話していた姫君がここにいますよ」とアシストしてもらっているのに歌だけ詠んで彼女には逢わずに帰ってしまいました。そして事情を知らない匂宮が彼女を見つけてしまいます。一目見て気に入った匂宮でしたが、乳母たちに一線を越えることを阻止されました。
すぐに行動しない薫と対照的ですね。
ただこの姫が誰なのかわかっていません。大きいお屋敷ですから来客や従者すべてを認識していないのかもしれません。中の君のお客として滞在している浮舟のことも匂宮は知りません。
🖌Genji Waka Collection
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて 恋しき瀬々の なでもにせん ~
同じ屋敷に浮舟がいると知り薫が詠んだ歌
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