GENJI 和歌 Collection Part 3-2(橋姫~夢浮橋)
2023-04-14GENJI 和歌和歌一覧,和歌検索,和歌,リスト,光源氏,源氏物語,紫式部
1日1000文字源氏物語
GENJI 和歌 Collection List
第三部 激しく流れる恋の川
Part 3-2(橋姫~夢浮橋)
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Welcome to SenmojiGenji World!!
お気楽お気軽源氏物語ワールドにようこそ!!
「1000文字源氏物語」倶楽部の管理人のりらです。
全54巻の大長編小説の源氏物語。
実は800首あまりの和歌が綴られているのです。
登場人物がそのときの心情を和歌に詠みこんでいるのです。
800首すべてはご紹介できませんが、episode で紹介した和歌リストです。
登場した帖(Chapter)ごとや詠み人別にまとめました。
歌が詠まれたepisodeへのリンクも貼りました。
お好きな和歌、気になる歌を探してみてください。
【超訳】1日1000文字源氏物語
第三部 激しく流れる恋の川
和歌 Collection リスト
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和歌の登場する episode
【別冊】GENJI で登場した和歌
詠み人別 By characters
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詠み人別 By characters
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登場順 帖ごと(By Chapter)
Chapter 45. 若きエリートの悩み (橋姫)
~ 朝ぼらけ 家路も見えず 尋ねこし
槙の尾山は 霧こめてけり ~
薫中将
~ 朝ぼらけ 家路も見えず 尋ねこし
槙の尾山は 霧こめてけり ~
薫中将
~ 雲のゐる 峰のかけぢを 秋霧の
いとど隔つる 頃にもあるかな ~
大君
~ 雲のゐる 峰のかけぢを 秋霧の
いとど隔つる 頃にもあるかな ~
大君
~ 橋姫の 心を汲みて 高瀬さす
棹の雫に 袖ぞ濡れぬる ~
薫中将
~ 橋姫の 心を汲みて 高瀬さす
棹の雫に 袖ぞ濡れぬる ~
薫中将
~ さしかへる 宇治の川長 朝夕の
雫や袖を くたしはつらん ~
大君
~ さしかへる 宇治の川長 朝夕の
雫や袖を くたしはつらん ~
大君
~ 目の前に この世をそむく 君よりも
よそに別るる 魂ぞ悲しき ~
柏木大納言
~ 目の前に この世をそむく 君よりも
よそに別るる 魂ぞ悲しき ~
柏木大納言
~ 命あらば それとも見まし 人知れず
岩根にとめし 松の生ひ末 ~
柏木大納言
~ 命あらば それとも見まし 人知れず
岩根にとめし 松の生ひ末 ~
柏木大納言
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど
隔てて見ゆる 遠の白波 ~
八の宮
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど
隔てて見ゆる 遠の白波 ~
八の宮
~ 遠近の 汀の波は 隔つとも
なほ吹き通へ 宇治の川風 ~
匂兵部卿
~ 遠近の 汀の波は 隔つとも
なほ吹き通へ 宇治の川風 ~
匂兵部卿
~ 山桜 にほふあたりに 尋ね来て
同じ挿頭を 折りてけるかな ~
匂兵部卿
~ 山桜 にほふあたりに 尋ね来て
同じ挿頭を 折りてけるかな ~
匂兵部卿
~ 挿頭折る 花のたよりに 山賤の
垣根を過ぎぬ 春の旅人 ~
中の君
~ 挿頭折る 花のたよりに 山賤の
垣根を過ぎぬ 春の旅人 ~
中の君
~ 牡鹿鳴く 秋の山里 いかならん
小萩が露の かかる夕暮れ ~
匂兵部卿
~ 牡鹿鳴く 秋の山里 いかならん
小萩が露の かかる夕暮れ ~
匂兵部卿
~ 涙のみ きりふさがれる 山里は
籬に鹿ぞ もろ声に鳴く ~
大君
~ 涙のみ きりふさがれる 山里は
籬に鹿ぞ もろ声に鳴く ~
大君
~ 朝霧に 友惑はせる 鹿の音を
大方にやは 哀れとも聞く ~
匂兵部卿
~ 朝霧に 友惑はせる 鹿の音を
大方にやは 哀れとも聞く ~
匂兵部卿
~ 色変はる 浅葱を見ても 墨染めに
やつるる袖を 思ひこそやれ ~
薫中納言
~ 色変はる 浅葱を見ても 墨染めに
やつるる袖を 思ひこそやれ ~
薫中納言
~ 色変はる 袖をば露の 宿りにて
わが身ぞさらに 置き所なき ~
大君
~ 色変はる 袖をば露の 宿りにて
わが身ぞさらに 置き所なき ~
大君
~ つらら閉ぢ 駒ふみしだく 山川を
しるべしがてら まづや渡らむ ~
薫中納言
~ つらら閉ぢ 駒ふみしだく 山川を
しるべしがてら まづや渡らむ ~
薫中納言
~ つてに見し 宿の桜を この春に
霞隔てず 折りて挿頭さん ~
匂兵部卿
~ つてに見し 宿の桜を この春に
霞隔てず 折りて挿頭さん ~
匂兵部卿
~ いづくとか 尋ねて折らん 墨染めに
霞こめたる 宿の桜を ~
中の君
~ いづくとか 尋ねて折らん 墨染めに
霞こめたる 宿の桜を ~
中の君
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 総角に 長き契りを 結びこめ
同じところに 縒りも合はなん ~
薫中納言
~ 総角に 長き契りを 結びこめ
同じところに 縒りも合はなん ~
薫中納言
~ 貫きもあへず もろき涙の 玉の緒に
長き契りを いかが結ばん ~
大君
~ 貫きもあへず もろき涙の 玉の緒に
長き契りを いかが結ばん ~
大君
~ よのつねに 思ひやすらん 露深き
路のささ原 分けて来つるも ~
匂兵部卿
~ よのつねに 思ひやすらん 露深き
路のささ原 分けて来つるも ~
匂兵部卿
~ さよ衣 着てなれきとは 言はずとも
恨言ばかりは かけずしもあらじ ~
薫中納言
~ さよ衣 着てなれきとは 言はずとも
恨言ばかりは かけずしもあらじ ~
薫中納言
~ 隔てなき 心ばかりは 通ふとも
馴れし袖とは かけじとぞ思ふ ~
大君
~ 隔てなき 心ばかりは 通ふとも
馴れし袖とは かけじとぞ思ふ ~
大君
~ 中絶えん ものならなくに 橋姫の
片敷く袖や 夜半に濡らさん ~
匂兵部卿
~ 中絶えん ものならなくに 橋姫の
片敷く袖や 夜半に濡らさん ~
匂兵部卿
~ 絶えせじの わが頼みにや 宇治橋の
はるけき中を 待ち渡るべき ~
中の君
~ 絶えせじの わが頼みにや 宇治橋の
はるけき中を 待ち渡るべき ~
中の君
~ 秋はてて 寂しさまさる 木の本を
吹きな過ぐし 嶺の松風 ~
匂兵部卿
~ 秋はてて 寂しさまさる 木の本を
吹きな過ぐし 嶺の松風 ~
匂兵部卿
~ ながむるは 同じ雲井を いかなれば おぼつかなさを
~添ふる時雨ぞ ~
匂兵部卿
~ ながむるは 同じ雲井を いかなれば おぼつかなさを
添ふる時雨ぞ ~
匂兵部卿
~ あられ降る 深山の里は 朝夕に
ながむる空も かきくらしつつ ~
中の君
~ あられ降る 深山の里は 朝夕に
ながむる空も かきくらしつつ ~
中の君
~ おくれじと 空行く月を 慕ふかな
つひにすむべき この世ならねば ~
薫中納言
~ おくれじと 空行く月を 慕ふかな
つひにすむべき この世ならねば ~
薫中納言
~ 恋ひわびて 死ぬる薬の ゆかしきに
雪の山には 跡を消なまし ~
薫中納言
~ 恋ひわびて 死ぬる薬の ゆかしきに
雪の山には 跡を消なまし ~
薫中納言
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 君にとて あまたの年を つみしかば
常を忘れぬ 初蕨なり ~
阿闍梨
~ 君にとて あまたの年を つみしかば
常を忘れぬ 初蕨なり ~
阿闍梨
~ この春は だれにか見せん なき人の
かたみに摘める 峰のさわらび ~
中の君
~ この春は だれにか見せん なき人の
かたみに摘める 峰のさわらび ~
中の君
~ 見る人も あらしにまよふ 山里に
昔覚ゆる 花の香ぞする ~
中の君
~ 見る人も あらしにまよふ 山里に
昔覚ゆる 花の香ぞする ~
中の君
~ 袖ふれし 梅は変はらぬ にほひにて
ねごめうつろふ 宿やことなる ~
薫中納言
~ 袖ふれし 梅は変はらぬ にほひにて
ねごめうつろふ 宿やことなる ~
薫中納言
~ 身を投げん 涙の川に 沈みても
恋しき瀬々に 忘れしもせじ ~
薫中納言
~ 身を投げん 涙の川に 沈みても
恋しき瀬々に 忘れしもせじ ~
薫中納言
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ よそへてぞ 見るべかりける 白露の
契りかおきし 朝顔の花 ~
薫大将
~ よそへてぞ 見るべかりける 白露の
契りかおきし 朝顔の花 ~
薫大将
~ 消えぬまに 枯れぬる花の はかなさに
おくるる露は なほぞまされる ~
中の君
~ 消えぬまに 枯れぬる花の はかなさに
おくるる露は なほぞまされる ~
中の君
~ またびとに なれける袖の 移り香を
わが身にしめて 恨みつるかな ~
匂兵部卿
~ またびとに なれける袖の 移り香を
わが身にしめて 恨みつるかな ~
匂兵部卿
~ 見なれぬる 中の衣と 頼みしを
かばかりにてや かけ離れなん ~
中の君
~ 見なれぬる 中の衣と 頼みしを
かばかりにてや かけ離れなん ~
中の君
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと
しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
薫大将
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと
しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
薫大将
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて
恋しき瀬々の なでもにせん ~
薫大将
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて
恋しき瀬々の なでもにせん ~
薫大将
~ 形見ぞと 見るにつけては 朝露の
所せきまで ぬるる袖かな ~
薫大将
~ 形見ぞと 見るにつけては 朝露の
所せきまで ぬるる袖かな ~
薫大将
~ 長き世を たのめてもなほ 悲しきは
ただ明日知らぬ 命なりけり ~
匂兵部卿
~ 長き世を たのめてもなほ 悲しきは
ただ明日知らぬ 命なりけり ~
匂兵部卿
~ 心をば 歎かざらまし 命のみ
定めなき世と 思はましかば ~
浮舟
~ 心をば 歎かざらまし 命のみ
定めなき世と 思はましかば ~
浮舟
~ 世に知らず 惑ふべきかな 先に立つ
涙も道を かきくらしつつ ~
匂兵部卿
~ 世に知らず 惑ふべきかな 先に立つ
涙も道を かきくらしつつ ~
匂兵部卿
~ 涙をも ほどなき袖に せきかねて
いかに別れを とどむべき身ぞ ~
浮舟
~ 涙をも ほどなき袖に せきかねて
いかに別れを とどむべき身ぞ ~
浮舟
~ 宇治橋の 長き契りは 朽ちせじを
あやぶむ方を 心騒ぐな ~
薫大将
~ 宇治橋の 長き契りは 朽ちせじを
あやぶむ方を 心騒ぐな ~
薫大将
~ 絶え間のみ 世には危ふき 宇治橋を
朽ちせぬものと なほたのめとや ~
浮舟
~ 絶え間のみ 世には危ふき 宇治橋を
朽ちせぬものと なほたのめとや ~
浮舟
~ (さむしろに) 衣かたしき こよひもや
(われを待つらん 宇治の橋姫)~
詠み人知らず(古今集)
~ (さむしろに) 衣かたしきこよひもや
(われを待つらん 宇治の橋姫)~
詠み人知らず(古今集)
~ 年経ふとも 変はらんものか 橘の
小嶋の崎に 契るこころは ~
匂兵部卿
~ 年経ふとも 変はらんものか 橘の
小嶋の崎に 契るこころは ~
匂兵部卿
~ 橘の 小嶋は色も 変はらじを
この浮舟ぞ 行くへ知られぬ ~
浮舟
~ 橘の 小嶋は色も 変はらじを
この浮舟ぞ 行くへ知られぬ ~
浮舟
~ ながめやる そなたの雲も 見えぬまで
空さへくるる 頃のわびしさ ~
匂兵部卿
~ ながめやる そなたの雲も 見えぬまで
空さへくるる 頃のわびしさ ~
匂兵部卿
~ ながめやる 遠の里人 いかならん
はれぬながめに かきくらすころ ~
薫大将
~ ながめやる 遠の里人 いかならん
はれぬながめに かきくらすころ ~
薫大将
~ かき暮らし 晴れせぬ峰の 雨雲に
浮きて世をふる 身をもなさばや ~
浮舟
~ かき暮らし 晴れせぬ峰の 雨雲に
浮きて世をふる 身をもなさばや ~
浮舟
~ つれづれと 身を知る雨の をやまねば
袖さへいとど 水かさまさりて ~
浮舟
~ つれづれと 身を知る雨の をやまねば
袖さへいとど 水かさまさりて ~
浮舟
~ 波こゆる 頃とも知らず 末の松
まつらむとのみ 思ひけるかな ~
薫大将
~ 波こゆる 頃とも知らず 末の松
まつらむとのみ 思ひけるかな ~
薫大将
~ いずくにか 身をば捨てんと しら雲の
かからぬ山も なく泣くぞ行く ~
匂兵部卿
~ いずくにか 身をば捨てんと しら雲の
かからぬ山も なく泣くぞ行く ~
匂兵部卿
~ 歎きわび 身をば捨すとも 亡きかげに
浮き名流さん ことをこそ思へ ~
浮舟
~ 歎きわび 身をば捨すとも 亡きかげに
浮き名流さん ことをこそ思へ ~
浮舟
~ からをだに 憂き世の中に とどめずば
いづくをはかと 君も恨みん ~
浮舟
~ からをだに 憂き世の中に とどめずば
いづくをはかと 君も恨みん ~
浮舟
~ のちにまた 逢ひみんことを 思はなん
このよの夢に 心まどはで ~
浮舟
~ のちにまた 逢ひみんことを 思はなん
このよの夢に 心まどはで ~
浮舟
~ 鐘の音の 絶ゆる響きに 音を添へて
わが世尽きぬと 君に伝えよ ~
浮舟
~ 鐘の音の 絶ゆる響きに 音を添へて
わが世尽きぬと 君に伝えよ ~
浮舟
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ 忍び音や 君もなくらん かひもなき
しでのたをさに 心通はば ~
薫大将
~ 忍び音や 君もなくらん かひもなき
しでのたをさに 心通はば ~
薫大将
~ 橘の 匂ふあたりは ほととぎす
心してこそ 鳴くべかりけれ ~
匂兵部卿
~ 橘の 匂ふあたりは ほととぎす
心してこそ 鳴くべかりけれ ~
匂兵部卿
~ ありと見て 手には取られず 見ればまた
行方も知らず 消えし蜻蛉 ~
薫大将
~ ありと見て 手には取られず 見ればまた
行方も知らず 消えし蜻蛉 ~
薫大将
~ 身を投げし 涙の川の 早き瀬に
しがらみかけて たれかとどめし ~
浮舟
~ 身を投げし 涙の川の 早き瀬に
しがらみかけて たれかとどめし ~
浮舟
~ われかくて 浮き世の中に めぐるとも
たれかは知らん 月の都に ~
浮舟
~ われかくて 浮き世の中に めぐるとも
たれかは知らん 月の都に ~
浮舟
~ はかなくて 世にふる川の 憂き瀬には
たづねも行かじ 二本の杉 ~
浮舟
~ はかなくて 世にふる川の 憂き瀬には
たづねも行かじ 二本の杉 ~
浮舟
~ なきものに 身をも人をも 思ひつつ
捨ててし世をぞ さらに捨てつる ~
浮舟
~ なきものに 身をも人をも 思ひつつ
捨ててし世をぞ さらに捨てつる ~
浮舟
~ 見し人は 影もとまらぬ 水の上に
落ち添ふ涙 とどせきあへず ~
薫大将
~ 見し人は 影もとまらぬ 水の上に
落ち添ふ涙 とどせきあへず ~
薫大将
Chapter 54. これからの道 (夢浮橋)
~ 法の師と 尋ぬる道を しるべにて
思はぬ山に 踏み惑ふかな ~
薫大将
~ 法の師と 尋ぬる道を しるべにて
思はぬ山に 踏み惑ふかな ~
薫大将
【別冊】GENJI
topics 50
. え? 続編?!
~ 里わかぬ 雲居の月の 影のみや
美し世の秋に 変はらざるらん ~
浮舟
~ 里わかぬ 雲居の月の 影のみや
美し世の秋に 変はらざるらん ~
浮舟
~ 古里の 月は涙に かきくれて
その世ながらの 影は見ざりき ~
薫大将
~ 古里の 月は涙に かきくれて
その世ながらの 影は見ざりき ~
薫大将
~ そのままに また我が魂たまの 身に添はで
夢かうつつか 分かれだにせず ~
浮舟
~ そのままに また我が魂たまの 身に添はで
夢かうつつか 分かれだにせず ~
浮舟
詠み人別 By Characters
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 身を投げん 涙の川に 沈みても
恋しき瀬々に 忘れしもせじ ~
薫中納言
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 身を投げん 涙の川に 沈みても
恋しき瀬々に 忘れしもせじ ~
薫中納言
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと
しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
薫大将
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと
しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
薫大将
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ (さむしろに) 衣かたしき こよひもや
(われを待つらん 宇治の橋姫)~
詠み人知らず(古今集)
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ (さむしろに) 衣かたしきこよひもや
(われを待つらん 宇治の橋姫)~
詠み人知らず(古今集)
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 波こゆる 頃とも知らず 末の松
まつらむとのみ 思ひけるかな ~
薫大将
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 波こゆる 頃とも知らず 末の松
まつらむとのみ 思ひけるかな ~
薫大将
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ 忍び音や 君もなくらん かひもなき
しでのたをさに 心通はば ~
薫大将
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ 忍び音や 君もなくらん かひもなき
しでのたをさに 心通はば ~
薫大将
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ ありと見て 手には取られず 見ればまた
行方も知らず 消えし蜻蛉 ~
薫大将
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ ありと見て 手には取られず 見ればまた
行方も知らず 消えし蜻蛉 ~
薫大将
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ 見し人は 影もとまらぬ 水の上に
落ち添ふ涙 とどせきあへず ~
薫大将
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ 見し人は 影もとまらぬ 水の上に
落ち添ふ涙 とどせきあへず ~
薫大将
Chapter 54. これからの道 (夢浮橋)
~ 法の師と 尋ぬる道を しるべにて
思はぬ山に 踏み惑ふかな ~
薫大将
Chapter 54. これからの道 (夢浮橋)
~ 法の師と 尋ぬる道を しるべにて
思はぬ山に 踏み惑ふかな ~
薫大将
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 遠近の 汀の波は 隔つとも
なほ吹き通へ 宇治の川風 ~
匂兵部卿
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 遠近の 汀の波は 隔つとも
なほ吹き通へ 宇治の川風 ~
匂兵部卿
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 牡鹿鳴く 秋の山里 いかならん
小萩が露の かかる夕暮れ ~
匂兵部卿
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 牡鹿鳴く 秋の山里 いかならん
小萩が露の かかる夕暮れ ~
匂兵部卿
~ 朝霧に 友惑はせる 鹿の音を
大方にやは 哀れとも聞く ~
匂兵部卿
~ 朝霧に 友惑はせる 鹿の音を
大方にやは 哀れとも聞く ~
匂兵部卿
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ いずくにか 身をば捨てんと しら雲の
かからぬ山も なく泣くぞ行く ~
匂兵部卿
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ いずくにか 身をば捨てんと しら雲の
かからぬ山も なく泣くぞ行く ~
匂兵部卿
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ 橘の 匂ふあたりは ほととぎす
心してこそ 鳴くべかりけれ ~
匂兵部卿
Chapter 52. 激流の果て (蜻蛉)
~ 橘の 匂ふあたりは ほととぎす
心してこそ 鳴くべかりけれ ~
匂兵部卿
匂宮と中の君とのやりとりは中の君編にまとめました。
Chapter 45. 若きエリートの悩み (橋姫)
~ 朝ぼらけ 家路も見えず 尋ねこし
槙の尾山は 霧こめてけり ~
薫中将
Chapter 45. 若きエリートの悩み (橋姫)
~ 朝ぼらけ 家路も見えず 尋ねこし
槙の尾山は 霧こめてけり ~
薫中将
~ 雲のゐる 峰のかけぢを 秋霧の
いとど隔つる 頃にもあるかな ~
大君
~ 雲のゐる 峰のかけぢを 秋霧の
いとど隔つる 頃にもあるかな ~
大君
~ 橋姫の 心を汲みて 高瀬さす
棹の雫に 袖ぞ濡れぬる ~
薫中将
~ 橋姫の 心を汲みて 高瀬さす
棹の雫に 袖ぞ濡れぬる ~
薫中将
~ さしかへる 宇治の川長 朝夕の
雫や袖を くたしはつらん ~
大君
~ さしかへる 宇治の川長 朝夕の
雫や袖を くたしはつらん ~
大君
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 涙のみ きりふさがれる 山里は
籬に鹿ぞ もろ声に鳴く ~
大君
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 涙のみ きりふさがれる 山里は
籬に鹿ぞ もろ声に鳴く ~
大君
~ 色変はる 浅葱を見ても 墨染めに
やつるる袖を 思ひこそやれ ~
薫中納言
~ 色変はる 浅葱を見ても 墨染めに
やつるる袖を 思ひこそやれ ~
薫中納言
~ 色変はる 袖をば露の 宿りにて
わが身ぞさらに 置き所なき ~
大君
~ 色変はる 袖をば露の 宿りにて
わが身ぞさらに 置き所なき ~
大君
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ つらら閉ぢ 駒ふみしだく 山川を
しるべしがてら まづや渡らむ ~
薫中納言
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ つらら閉ぢ 駒ふみしだく 山川を
しるべしがてら まづや渡らむ ~
薫中納言
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 総角に 長き契りを 結びこめ
同じところに 縒りも合はなん ~
薫中納言
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 総角に 長き契りを 結びこめ
同じところに 縒りも合はなん ~
薫中納言
~ 貫きもあへず もろき涙の 玉の緒に
長き契りを いかが結ばん ~
大君
~ 貫きもあへず もろき涙の 玉の緒に
長き契りを いかが結ばん ~
大君
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ さよ衣 着てなれきとは 言はずとも
恨言ばかりは かけずしもあらじ ~
薫中納言
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ さよ衣 着てなれきとは 言はずとも
恨言ばかりは かけずしもあらじ ~
薫中納言
~ 隔てなき 心ばかりは 通ふとも
馴れし袖とは かけじとぞ思ふ ~
大君
~ 隔てなき 心ばかりは 通ふとも
馴れし袖とは かけじとぞ思ふ ~
大君
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ おくれじと 空行く月を 慕ふかな
つひにすむべき この世ならねば ~
薫中納言
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ おくれじと 空行く月を 慕ふかな
つひにすむべき この世ならねば ~
薫中納言
~ 恋ひわびて 死ぬる薬の ゆかしきに
雪の山には 跡を消なまし ~
薫中納言
~ 恋ひわびて 死ぬる薬の ゆかしきに
雪の山には 跡を消なまし ~
薫中納言
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 山桜 にほふあたりに 尋ね来て
同じ挿頭を 折りてけるかな ~
匂兵部卿
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 山桜 にほふあたりに 尋ね来て
同じ挿頭を 折りてけるかな ~
匂兵部卿
~ 挿頭折る 花のたよりに 山賤の
垣根を過ぎぬ 春の旅人 ~
中の君
~ 挿頭折る 花のたよりに 山賤の
垣根を過ぎぬ 春の旅人 ~
中の君
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ つてに見し 宿の桜を この春に
霞隔てず 折りて挿頭さん ~
匂兵部卿
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ つてに見し 宿の桜を この春に
霞隔てず 折りて挿頭さん ~
匂兵部卿
~ いづくとか 尋ねて折らん 墨染めに
霞こめたる 宿の桜を ~
中の君
~ いづくとか 尋ねて折らん 墨染めに
霞こめたる 宿の桜を ~
中の君
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ よのつねに 思ひやすらん 露深き
路のささ原 分けて来つるも ~
匂兵部卿
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ よのつねに 思ひやすらん 露深き
路のささ原 分けて来つるも ~
匂兵部卿
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 中絶えん ものならなくに 橋姫の
片敷く袖や 夜半に濡らさん ~
匂兵部卿
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 中絶えん ものならなくに 橋姫の
片敷く袖や 夜半に濡らさん ~
匂兵部卿
~ 絶えせじの わが頼みにや 宇治橋の
はるけき中を 待ち渡るべき ~
中の君
~ 絶えせじの わが頼みにや 宇治橋の
はるけき中を 待ち渡るべき ~
中の君
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 秋はてて 寂しさまさる 木の本を
吹きな過ぐし 嶺の松風 ~
匂兵部卿
Chapter 47. 恋の終わりと恋の始まり (総角)
~ 秋はてて 寂しさまさる 木の本を
吹きな過ぐし 嶺の松風 ~
匂兵部卿
~ ながむるは 同じ雲井を いかなれば おぼつかなさを
~添ふる時雨ぞ ~
匂兵部卿
~ ながむるは 同じ雲井を いかなれば おぼつかなさを
添ふる時雨ぞ ~
匂兵部卿
~ あられ降る 深山の里は 朝夕に
ながむる空も かきくらしつつ ~
中の君
~ あられ降る 深山の里は 朝夕に
ながむる空も かきくらしつつ ~
中の君
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 君にとて あまたの年を つみしかば
常を忘れぬ 初蕨なり ~
阿闍梨
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 君にとて あまたの年を つみしかば
常を忘れぬ 初蕨なり ~
阿闍梨
~ この春は だれにか見せん なき人の
かたみに摘める 峰のさわらび ~
中の君
~ この春は だれにか見せん なき人の
かたみに摘める 峰のさわらび ~
中の君
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 見る人も あらしにまよふ 山里に
昔覚ゆる 花の香ぞする ~
中の君
Chapter 48. 宇治から都へ (早蕨)
~ 見る人も あらしにまよふ 山里に
昔覚ゆる 花の香ぞする ~
中の君
~ 袖ふれし 梅は変はらぬ にほひにて
ねごめうつろふ 宿やことなる ~
薫中納言
~ 袖ふれし 梅は変はらぬ にほひにて
ねごめうつろふ 宿やことなる ~
薫中納言
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ よそへてぞ 見るべかりける 白露の
契りかおきし 朝顔の花 ~
薫大将
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ よそへてぞ 見るべかりける 白露の
契りかおきし 朝顔の花 ~
薫大将
~ 消えぬまに 枯れぬる花の はかなさに
おくるる露は なほぞまされる ~
中の君
~ 消えぬまに 枯れぬる花の はかなさに
おくるる露は なほぞまされる ~
中の君
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ またびとに なれける袖の 移り香を
わが身にしめて 恨みつるかな ~
匂兵部卿
Chapter 49. 薫の想いと運命の姫君 (宿木)
~ またびとに なれける袖の 移り香を
わが身にしめて 恨みつるかな ~
匂兵部卿
~ 見なれぬる 中の衣と 頼みしを
かばかりにてや かけ離れなん ~
中の君
~ 見なれぬる 中の衣と 頼みしを
かばかりにてや かけ離れなん ~
中の君
Chapter 50. 翻弄される舟 (東屋)
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて
恋しき瀬々の なでもにせん ~
薫大将
Chapter 50. 翻弄される舟 (東屋)
~ 見し人の かたしろならば 身に添へて
恋しき瀬々の なでもにせん ~
薫大将
Chapter 50. 翻弄される舟 (東屋)
~ 形見ぞと 見るにつけては 朝露の
所せきまで ぬるる袖かな ~
薫大将
Chapter 50. 翻弄される舟 (東屋)
~ 形見ぞと 見るにつけては 朝露の
所せきまで ぬるる袖かな ~
薫大将
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 長き世を たのめてもなほ 悲しきは
ただ明日知らぬ 命なりけり ~
匂兵部卿
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 長き世を たのめてもなほ 悲しきは
ただ明日知らぬ 命なりけり ~
匂兵部卿
~ 心をば 歎かざらまし 命のみ
定めなき世と 思はましかば ~
浮舟
~ 心をば 歎かざらまし 命のみ
定めなき世と 思はましかば ~
浮舟
~ 世に知らず 惑ふべきかな 先に立つ
涙も道を かきくらしつつ ~
匂兵部卿
~ 世に知らず 惑ふべきかな 先に立つ
涙も道を かきくらしつつ ~
匂兵部卿
~ 涙をも ほどなき袖に せきかねて
いかに別れを とどむべき身ぞ ~
浮舟
~ 涙をも ほどなき袖に せきかねて
いかに別れを とどむべき身ぞ ~
浮舟
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 宇治橋の 長き契りは 朽ちせじを
あやぶむ方を 心騒ぐな ~
薫大将
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 宇治橋の 長き契りは 朽ちせじを
あやぶむ方を 心騒ぐな ~
薫大将
~ 絶え間のみ 世には危ふき 宇治橋を
朽ちせぬものと なほたのめとや ~
浮舟
~ 絶え間のみ 世には危ふき 宇治橋を
朽ちせぬものと なほたのめとや ~
浮舟
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 年経ふとも 変はらんものか 橘の
小嶋の崎に 契るこころは ~
匂兵部卿
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 年経ふとも 変はらんものか 橘の
小嶋の崎に 契るこころは ~
匂兵部卿
~ 橘の 小嶋は色も 変はらじを
この浮舟ぞ 行くへ知られぬ ~
浮舟
~ 橘の 小嶋は色も 変はらじを
この浮舟ぞ 行くへ知られぬ ~
浮舟
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ ながめやる そなたの雲も 見えぬまで
空さへくるる 頃のわびしさ ~
匂兵部卿
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ ながめやる そなたの雲も 見えぬまで
空さへくるる 頃のわびしさ ~
匂兵部卿
~ ながめやる 遠の里人 いかならん
はれぬながめに かきくらすころ ~
薫大将
~ ながめやる 遠の里人 いかならん
はれぬながめに かきくらすころ ~
薫大将
~ かき暮らし 晴れせぬ峰の 雨雲に
浮きて世をふる 身をもなさばや ~
浮舟
~ かき暮らし 晴れせぬ峰の 雨雲に
浮きて世をふる 身をもなさばや ~
浮舟
~ つれづれと 身を知る雨の をやまねば
袖さへいとど 水かさまさりて ~
浮舟
~ つれづれと 身を知る雨の をやまねば
袖さへいとど 水かさまさりて ~
浮舟
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 歎きわび 身をば捨すとも 亡きかげに
浮き名流さん ことをこそ思へ ~
浮舟
Chapter 51. 狂い始める恋情 (浮舟)
~ 歎きわび 身をば捨すとも 亡きかげに
浮き名流さん ことをこそ思へ ~
浮舟
~ からをだに 憂き世の中に とどめずば
いづくをはかと 君も恨みん ~
浮舟
~ からをだに 憂き世の中に とどめずば
いづくをはかと 君も恨みん ~
浮舟
~ のちにまた 逢ひみんことを 思はなん
このよの夢に 心まどはで ~
浮舟
~ のちにまた 逢ひみんことを 思はなん
このよの夢に 心まどはで ~
浮舟
~ 鐘の音の 絶ゆる響きに 音を添へて
わが世尽きぬと 君に伝えよ ~
浮舟
~ 鐘の音の 絶ゆる響きに 音を添へて
わが世尽きぬと 君に伝えよ ~
浮舟
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ 身を投げし 涙の川の 早き瀬に
しがらみかけて たれかとどめし ~
浮舟
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ 身を投げし 涙の川の 早き瀬に
しがらみかけて たれかとどめし ~
浮舟
~ われかくて 浮き世の中に めぐるとも
たれかは知らん 月の都に ~
浮舟
~ われかくて 浮き世の中に めぐるとも
たれかは知らん 月の都に ~
浮舟
~ はかなくて 世にふる川の 憂き瀬には
たづねも行かじ 二本の杉 ~
浮舟
~ はかなくて 世にふる川の 憂き瀬には
たづねも行かじ 二本の杉 ~
浮舟
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ なきものに 身をも人をも 思ひつつ
捨ててし世をぞ さらに捨てつる ~
浮舟
Chapter 53. 流れ着いた舟 (手習)
~ なきものに 身をも人をも 思ひつつ
捨ててし世をぞ さらに捨てつる ~
浮舟
~ 里わかぬ 雲居の月の 影のみや
美し世の秋に 変はらざるらん ~
浮舟
~ 里わかぬ 雲居の月の 影のみや
美し世の秋に 変はらざるらん ~
浮舟
~ 古里の 月は涙に かきくれて
その世ながらの 影は見ざりき ~
薫大将
~ 古里の 月は涙に かきくれて
その世ながらの 影は見ざりき ~
薫大将
~ そのままに また我が魂たまの 身に添はで
夢かうつつか 分かれだにせず ~
浮舟
~ そのままに また我が魂たまの 身に添はで
夢かうつつか 分かれだにせず ~
浮舟
Chapter 45. 若きエリートの悩み (橋姫)
~ 目の前に この世をそむく 君よりも
よそに別るる 魂ぞ悲しき ~
柏木大納言
Chapter 45. 若きエリートの悩み (橋姫)
~ 目の前に この世をそむく 君よりも
よそに別るる 魂ぞ悲しき ~
柏木大納言
~ 命あらば それとも見まし 人知れず
岩根にとめし 松の生ひ末 ~
柏木大納言
~ 命あらば それとも見まし 人知れず
岩根にとめし 松の生ひ末 ~
柏木大納言
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど
隔てて見ゆる 遠の白波 ~
八の宮
Chapter 46. ふたりの恋 (椎本)
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど
隔てて見ゆる 遠の白波 ~
八の宮
源氏物語ワールドに いってらっしゃい ✈✈✈
bon voyage!!
GENJI 和歌 Collection Part 3-2 45. 橋姫 ~ 54. 夢浮橋
GENJI 和歌 Collection 1. 桐壺 ~ 54. 夢浮橋
今までの【超訳】GENJI でご紹介した和歌
309
首
各セクションごとにまとめてきた和歌Collectionもこれで完結になります。
源氏物語で登場する800首あまりの和歌のうち3分の1くらいをご紹介してきました。
キャラクターの心情を台詞以上に語っているかもしれません。
キャラクターの悦び、哀しみ、虚しさ、嘆き……
(負の感情が多い?)
各セクションごとにまとめた和歌Collectionです。
すべての和歌Collectionの一覧ボタンです。
気になるセクション、パートをまた訪ねてみてください。
各Section,Part の一覧 ~和歌Collection~
【超訳】GENJI
『1000文字源氏物語』
いつでも
どこでも
どなたでも
参考書、古語辞典必要ナシ
予備知識必要ナシ
持ち物は物語への興味と好奇心 (ちょっぴりね(^_-)-☆)
✈✈✈ GENJI を楽しんでいただけますように
源氏物語ワールドに いってらっしゃい ✈✈✈
bon voyage!!
千年前のわたしたちの国の物語
楽しんでいただけたら嬉しいです。
話し言葉で綴る『1000文字源氏物語』は2021年春から更新してきました。
源氏物語最終巻【夢浮橋】の【超訳】・和歌Collectionを終え、ひとまずこれで完結となります。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
【別冊】エッセイや企画ものはまた編集、更新できるかもしれません。
またお気楽源氏ワールドでお会いできますように。
小倉百人一首も【超訳】しています。
話し言葉でお気軽 OGURA
よかったら遊びにきてください。
初心者向けのwebサイト作成&学習備忘録ブログを運営しています。
ブログ作りに関心がある方は遊びにいらしてください。
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