episode 3. 愛と罪の証
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 7.死ぬまで持っていく秘密
源氏物語 第七帖 紅葉賀
episode 3. 愛と罪の証
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter 7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第六帖 末摘花(Chapter 6)まで
源氏宰相中将は父の妃である藤壺女御を恋慕っており、とうとう一夜を共に過ごした藤壺女御は妊娠してしまいます。
藤壺女御の姪である紫の君とは自宅の二条院で兄妹のように仲良く暮らしています。
頭中将と取り合った姫君の末摘花は少し個性的な容姿でしたが、付き合いを続けることにしました。
超ざっくり GENJI
光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴
本章です🎵
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第七帖 紅葉賀(Chapter 7)第二話(episode 2)まで
お産のために藤壺女御は実家に帰省しますが、逢いに来た源氏を拒否します。紫の君とは兄妹のような関係が続いています。正室の葵の上は相変わらず冷たく夫婦関係はうまくいっていません。
episode3. 愛と罪の証
第七帖【紅葉賀】
源氏 18~19歳 紫の君 10歳~11歳
藤壺の宮 23~24歳 葵の上 22歳~23歳
~ いかさまに 昔結べる 契りにて この世にかかる 中の隔てぞ ~
(前世でどんな因縁があったのでしょうか。(今世この子の代で)こんなに障害があるなんて……)
~ 見ても思ふ 見ぬはたいかに 歎くらん こや世の人の 惑ふてふ闇 ~
(皇子さまをご覧になっていらっしゃる宮さまも憔悴なさっていらっしゃいます。お逢いになれないあなたさまのお嘆きもいかばかりでしょう。これがおふたりの闇なのでしょうか)
ふたりの子が産まれました。公には桐壺帝と藤壺の女御さまの子で第十皇子となります。(源氏は第二皇子)
源氏にとっては初めての子ですが、父親と名乗り出ることはできません。ですから表立っては兄として、そして心情的には父としてこの皇子を全面的に支えていきます。
🖌Genji Waka Collection
~ いかさまに 昔結べる 契りにて この世にかかる 中の隔てぞ ~
藤壺の宮にも我が子にも会えない源氏が悲嘆にくれて詠んだ歌
~ 見ても思ふ 見ぬはたいかに 歎くらん こや世の人の 惑ふてふ闇 ~
王命婦(藤壺女御の女房)がふたりの関係を同情して嘆いて詠んだ歌
GENJI topics4
物語は繰り返す?
桐壺帝と藤壺女御、源氏と藤壺女御、源氏と紫の君との関係性について書いています。
かなり私見ですが、しんみりエッセイです。
topics4 物語は繰り返す?
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