episode 2. 3年ぶりの再会
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 18.ふたりの女性と娘のこと
源氏物語 第十八帖 松風
episode 2. 3年ぶりの再会
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter 18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第十七帖 絵合(Chapter 17)まで
京に戻った源氏は復職し、朱雀帝が譲位して冷泉帝が即位します。
謹慎生活中に出会った明石の君は姫君を出産します。
六条の御息所の娘は源氏の養女として、冷泉帝の元に入内し梅壺女御となります。権大納言(元頭中将)の娘も冷泉帝妃で冷泉帝の御前で絵巻物を披露する華やかな「絵合」が行われました。
超ざっくり GENJI
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
本章です🎵
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第十八帖 松風(Chapter 18)第一話(episode 1)まで
明石の姫君は3歳になり、明石の君は明石を離れ源氏の元へと旅立つことにします。お母さんの明石尼君は一緒に京に行きますが、お父さんの明石入道は明石にとどまって勤行にはげむため、明石で別れることになりました。
episode 2. 3年ぶりの再会
第十八帖【松風】
源氏 31歳 紫の上 23歳
明石の君 22歳 明石の姫君 3歳
~ いきてまた 逢ひ見んことを いつとてか 限りも知らぬ 世をば頼まん ~
(またお会いできるのがいつなのでしょうか。寿命だっていつまでかわかりません)
~ ふるさとに 見し世の友を 恋ひわびて さへづることを 誰か分くらん ~
(懐かしいあなたのことを想ってあなたのお琴を弾くけれど、こんな田舎娘の琴を誰が気づいてくれるのかしら……)
ようやく源氏と明石の君が再会しました。京に戻って復職してますます素敵になっている源氏。出産後もあいかわらず美しく品のある明石の君。美男美女カップルですが、娘の将来のことを考えるとお母さんの身分が高くないことがネックのようです。身分社会、ですね。
🖌Genji Waka Collection
~ いきてまた 逢ひ見んことを いつとてか 限りも知らぬ 世をば頼まん ~
明石の君が明石を離れる際に明石入道に贈った歌
~ ふるさとに 見し世の友を 恋ひわびて さへづることを 誰か分くらん ~
京に着いた明石の君が源氏を想ってつぶやいた歌
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