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episode 3. 源氏の恋バナ

2022-07-21chapter20恋バナ,朝顔,第二十帖,藤壺の宮,紫の上,朝顔の君,和歌一覧,和歌,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 20.男女の友情は成立する?

    源氏物語 第二十帖 朝顔

episode 3. 源氏の恋バナ

Welcome to SenmojiGenji World!!

源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第十九帖 薄雲(Chapter 19)まで
 明石の君は源氏の提案どおり姫君を紫の上に預け養母になってもらうことを決断し、姫君と別れます。
 紫の上は愛情込めて姫君を育てます。

 藤壺の宮が亡くなります。母の死後、冷泉帝は自身の出生の真実を知らされます。臣下である源氏の子が帝位に就いていることに動揺しますが、誰にも打ち明けることができません。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々

本章です🎵

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 20 朝顔 男女の友情は成立する? 

第二十帖 朝顔(Chapter 20)第二話(episode 2)まで
 朝顔の君に結婚を断られた源氏は恋を終わらせます。紫の上は身分の高い朝顔の君が源氏の正室になるのではいかと不安です。

episode 3. 源氏の恋バナ

第二十帖【超訳】朝顔
源氏 32歳 紫の上 24歳
明石の君 23歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

朝顔の君のお屋敷から二条院に戻ってくるとやっぱり紫の上のご機嫌が悪いの。
「朝顔の君のことで拗ねているんだったら誤解だよ? 彼女とはそんな関係じゃないんだよ。手紙のやりとりだけでそれ以上は進まないんだよ。そういう関係じゃないからいちいちキミに言わなかったんだよ?」
 そう言って1日かけて紫の上をなだめたの。紫の上の髪をなでているふたりの姿は絵に描きたいほどの美しさだったらしいわよ。

夕暮れになってもまだ源氏は紫の上のご機嫌を伺っているの。雪の積もった庭が美しいからと源氏は御簾を巻き上げさせるの。月の光が照らす庭を眺めながら源氏は紫の上に今までの女性の話をするの。女院のこと、朝顔の君のこと、朧月夜のこと、明石の君のこと、花散里のことなどをね。

雪景色
雪景色

「女院(藤壺の宮)はカンペキな貴婦人だね。キミは血がつながっている(叔母と姪の関係)からよく似ているよ。(キミは)ちょっと嫉妬深いけどね」
「朝顔の君は最高の文通相手なんだ」
「朧月夜は優美で綺麗だね。俺のせいで悪いことをしたと思ってる」
「明石の君は身分以上に貴婦人なんだ」
「花散里は若い頃からずっと一緒だけど、この先も離れ離れにはならないだろうね。心から愛しいと思えるね」

そんな話をしているうちに夜は更けていったの。

するとその夜源氏は女院の夢を見るの。女院さまが
「誰にも言わないって言ったのにどうしてしゃべってしまったの? (紫の上に話してしまって)お恨みするわよ」
 っておっしゃるの。
 目が覚めて夢だと気づいたあとも「(女院に)せっかく会えたのに」「夢の中でいいからもっと逢っていたかった」と源氏は涙を流すの。紫の上はいったいどんな夢を見ていたの? と不安になるのよ。紫の上に女院と自分の罪の関係までは話していないんだけど、女院は自分とおかした罪のせいで亡くなっても成仏できていないのかと源氏は悲しんで、お念仏を唱えたんですって。

第二十帖 朝顔

Chapter20 男女の友情は成立する?
 episode1. 朝顔の君はオトモダチ
 episode2. 朝顔の君の返事
 episode3. 源氏の恋バナ

To be continued ✈✈✈

 源氏は今までの恋バナを紫の上に語ります。雪景色を眺めながら藤壺の宮さまとの想い出を話して、そこからの流れでいろいろな女性の話になったみたいです。
 その夜、夢に女院が出てきたら「もっと逢っていたかった」と泣きます。紫の上は自分以外にも恋をしてしまう源氏にストレスを感じていますね。
 自分のところにいないときは他の奥さんのところに行っているのですからね。それに源氏には藤壺の宮さまや朧月夜さんなどの秘めた想いの人もいますからね。当時は珍しくないことかもしれませんが、紫の上がストレスを感じるのもわかりますよね。

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