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episode 4. ファッションチェック?!

2022-07-21chapter22玉鬘十帖,夏の町,第二十二帖,玉鬘,六条院,紫の上,からころも,末摘花,夕顔,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 22.元カノのムスメ

    源氏物語 第二十二帖 玉鬘たまかずら

episode 4. ファッションチェック?!

Welcome to SenmojiGenji World!!

源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第十一帖 花散里(Chapter 11)まで Patr 1-1 完結
 桐壺帝の第二皇子として産まれた光源氏は臣下に下り、報われない藤壺の宮への想いを埋めるかのように数々の女人と付き合い愛に彷徨います。

第二十一帖 乙女(Chapter 21)まで Patr 1-2 完結
 源氏の兄の朱雀帝の寵姫である朧月夜と密会していることがバレてしまい、藤壺の宮や真実の子である東宮を護るために源氏は官位を返上して須磨で謹慎生活を送ることにします。
 須磨から明石に移り住み、美しく賢い明石の君と出逢い姫君が産まれます。朱雀帝から都への帰還を要請され京に戻ってからは紫の上を寵愛します。
 藤壺の宮との子である東宮は冷泉帝として即位、源氏は六条御息所の娘を養女として冷泉帝に入内させ、中宮となります。

 源氏は明石の君と明石の姫君を京に呼び寄せますが、母親の身分の低さが姫君の将来に影響することから紫の上に養母になってもらうことにします。明石の君も辛い気持ちながら姫君のために紫の上に娘を託します。

 源氏と葵の上の息子の夕霧は葵の上の実家で祖父母に育てられますが、内大臣(元頭中将)の娘の雲居の雁も一緒に育ちます。ふたりは従姉弟どうしで幼なじみで淡い恋心をいだくようになりますが、それを知ったない大事がふたりの交際に反対し、娘を自宅に引き取り夕霧と会わせないようにしてしまいました。夕霧は雲居の雁を迎えに行くために実力で官位を上げるために必死で勉強と仕事に打ち込みます。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

本章です🎵

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 22 玉鬘たまかずら 元カノのムスメ 

第二十二帖 玉鬘(Chapter 22)第三話(episode 3)まで
 夕顔と内大臣の娘は筑紫から逃れて京に戻ってきます。夕顔の女房の右近と再会し、源氏の招きで六条院の夏の町で暮らすことになります。源氏が玉鬘たまかずら(玉をつなげたネックレス)にたとえた歌を詠んだので彼女を玉鬘と呼ぶようになります。

episode 4. ファッションチェック?!

【超訳】玉鬘たまかずら 玉鬘たまかずら十帖
源氏 35歳 紫の上 27歳
玉鬘 21歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

お正月に向けて源氏は新しい衣装を用意するの。紫の上は六条院の方たちの衣装を源氏に見立てさせるのよ。
「俺が選ぶ衣装で相手を想像するなんてキミもやるね」
 なんて紫の上をからかいながらも恋人たちの衣装を選ぶのよ。
 そう、この時代の女性は自分の夫や恋人が他にも付き合ってい人がいると知ってはいても会ったことはないのが普通なのね。

まずは紫の上のために流行りの葡萄染えびぞめの紅梅模様を選ぶの。表が白で裏が赤の桜襲さくらがさねは明石の姫君用。薄藍色に紅で色目がハデでないけれど凝った織り方のものは花散里に。玉鬘には紅に山吹の花をあしらった衣装を選んだの。玉鬘に華やかな衣装を源氏が選んだので、紫の上は玉鬘は内大臣に似て華やかなお顔をしているんだわと想像するのね。

山吹
山吹の花

「確かにその人らしいけれど、衣装と本人が合わない人もねぇ……」
 と末摘花のために選んだ衣装を眺めながら、本人にもこれくらいの艶やかさがあればねぇとため息をつくの。
 それから高貴な人が纏う紫色の衣装を明石の御方のために選ぶ源氏を見て、紫の上はやっぱり明石の御方はあなたにとってトクベツな方なのね、どんな素敵な女性なの? と思ったりするの。
 尼になって二条院に住んでいる空蝉にも青鈍あおにび色の織物を贈ったんですって。

 衣装を贈られた方たちはそれぞれ御礼などのリアクションがあったんだけど、末摘花だけは例の「からころも」攻撃の和歌だったの。

~ 着てみれば うらみられけり からころも かへしやりてん 袖を濡らして ~

(衣装しか届けてくれないなんてあなたに逢えなくて泣いちゃうわよ。からころも! こんなお衣装返してやるんだから! 袖なんて(涙で)濡れちゃってるんだからねっ)

もう可笑しくて源氏は笑ったの。古風で奥様ぶってちょっと出過ぎたことをするんだよなぁと苦笑したのね。

第二十二帖 玉鬘たまかずら

Chapter 22 元カノのムスメ
 episode 1. 流転のお姫さま
 episode 2. 運命にみちびかれて
 episode 3. 源氏と対面
 episode 4. ファッションチェック?!

To be continued ✈✈✈

 源氏には複数の奥さんや恋人がいて同じお屋敷六条院に住んでいますが、女性同士は普通交流がなく会ったことはありません。それでも自分以外の女性の事はやっぱり気になる。紫の上は「あの方ってどんな人なの?」と直接的には聞かずに源氏が選ぶ衣装から「ふぅん、華やか系なのね」とか「そんな高貴な衣装が似合うのね」とかいろいろ想像したみたいですね。
 複数いる夫の奥さん。普段顔を合わせませんが、だからこそどんな人か気になるでしょうね。
 そして相変わらずの末摘花さん。彼女和歌が苦手でとりあえず「からころも(特に意味はない)」を入れればいいやって思っているみたいです。

🖌Genji Waka Collection

~ 着てみれば うらみられけり からころも かへしやりてん 袖を濡らして ~

源氏から贈られた衣装のお礼に末摘花が詠んだ歌

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