episode 5. 紫の上の願い
GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋
Chapter 35-2.春の演奏会とある願い
源氏物語 第三十五帖 若菜下(二)
episode 5. 紫の上の願い
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter 35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十五帖 若菜下(一)(Chapter 35-1)まで
源氏が朱雀院の内親王である女三宮と結婚し、朧月夜と復縁したので、紫の上は深く傷つき絶望を覚えます。
冷泉帝は譲位して明石女御の夫が帝位に就き、若宮が東宮となり明石一族の願は果たされます。
また女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っているのですが、偶然彼女のすがたを見てしまい、恋心を抑えられなくなっています。ただこんな気持ちではいけないとも考えもし、心の葛藤が続いているようです。
超ざっくり GENJI
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
本章です🎵
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十五帖 若菜下(二)(Chapter 35-2)第一話(episode 4)まで
朱雀院の50歳の誕生日パーティーのリハーサルを行うために、源氏は六条院で女君たちを集めて女楽というホームコンサートを企画しました。皆素晴らしい演奏でしたが、夕霧は憧れの紫の上の琴の演奏に聴き惚れました。
episode 5. 紫の上の願い
【超訳】若菜下(二)
源氏 47歳 紫の上 39歳
女三宮 21歳
明石御方 38歳 明石女御 19歳
夕霧 26歳 柏木 30歳
出家に関しては源氏がしたいと思っているけれど、紫の上など周りの人が気にかかるからとまだ行動に移していません。
そこへ突然紫の上が「出家したい」と言ってきました。
紫の上にしてみれば、同じ春の御殿に「正室」の女三宮がいますし、いずれは女三宮が六条院の女主人となるでしょうから自分はもう春の御殿から離れて後世のために仏門に入ろうと思ったのかもしれません。源氏は女三宮との結婚だけでなく、元カノの朧月夜とも復縁していますしね……。
自分から離れていこうと(別れようと)されると源氏はがぜん焦ります。六条御息所のときもそうでした。
紫の上の願いは叶えられないのでしょうか。
最愛の妻である紫の上の願ったこと
少しは彼女の気持ちを思いやってあげて……
topics 29 最愛の妻の望み
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