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episode 3. 豪華なお屋敷 美しすぎる養父

2022-07-21chapter22玉鬘十帖,夏の町,第二十二帖,玉鬘,六条院,和歌一覧,和歌,夕顔,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 22.元カノのムスメ

    源氏物語 第二十二帖 玉鬘たまかずら

episode 3. 豪華なお屋敷 美しすぎる養父パパ

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第十一帖 花散里(Chapter 11)まで Patr 1-1 完結
 桐壺帝の第二皇子として産まれた光源氏は臣下に下り、報われない藤壺の宮への想いを埋めるかのように数々の女人と付き合い愛に彷徨います。

第二十一帖 乙女(Chapter 21)まで Patr 1-2 完結
 源氏の兄の朱雀帝の寵姫である朧月夜と密会していることがバレてしまい、藤壺の宮や真実の子である東宮を護るために源氏は官位を返上して須磨で謹慎生活を送ることにします。
 須磨から明石に移り住み、美しく賢い明石の君と出逢い姫君が産まれます。朱雀帝から都への帰還を要請され京に戻ってからは紫の上を寵愛します。
 藤壺の宮との子である東宮は冷泉帝として即位、源氏は六条御息所の娘を養女として冷泉帝に入内させ、中宮となります。

 源氏は明石の君と明石の姫君を京に呼び寄せますが、母親の身分の低さが姫君の将来に影響することから紫の上に養母になってもらうことにします。明石の君も辛い気持ちながら姫君のために紫の上に娘を託します。

 源氏と葵の上の息子の夕霧は葵の上の実家で祖父母に育てられますが、内大臣(元頭中将)の娘の雲居の雁も一緒に育ちます。ふたりは従姉弟どうしで幼なじみで淡い恋心をいだくようになりますが、それを知った内大臣がふたりの交際に反対し、娘を自宅に引き取り夕霧と会わせないようにしてしまいました。夕霧は雲居の雁を迎えに行くために実力で官位を上げるために必死で勉強と仕事に打ち込みます。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

本章です🎵

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 22 玉鬘たまかずら 元カノのムスメ 

第二十二帖 玉鬘(Chapter 22)第二話(episode 2)まで
 夕顔と内大臣の娘は筑紫から逃れて京に戻ってきます。身分の高い内大臣には簡単に会えないでいた時に偶然夕顔の女房の右近と再会します。乳母たちは内大臣に会えるようにしてほしいと願いますが、姫を探しているのは源氏だと聞かされます。

episode 3. 豪華なお屋敷 美しすぎる養父パパ

【超訳】玉鬘たまかずら 玉鬘たまかずら十帖
源氏 35歳 紫の上 27歳
玉鬘 21歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

夕顔の娘の元には源氏からの贈り物が次々と届くの。実の親でもない人からこのようなものをいただく理由がないと遠慮はするんだけれど、右近や周りの勧めもあって六条院に移ることにするの。六条院では夏の町に入ることになり、花散里が母親代わりを務めることになるの。源氏は紫の上にも事情を話したわ。

とうとう夕顔の娘と源氏が対面するの。九州にいたころにも「都の光源氏」のウワサは届いていて、そのリアル源氏の美しさに姫も女房たちも圧倒されてしまうの。おそろしいほど美しいって。源氏も彼女を見て、思わず夕顔の事を思い出して涙ぐむの。声なんて夕顔にそっくりなんですって。

 源氏はすっかり親気分で世間には自分の娘と知らせるの。姫は美しく感じがよかったから源氏は嬉しくて紫の上に話すの。都の男子たちが彼女に求婚にくることになる、と源氏は楽しみにするの。紫の上からは「変わったお父様ねぇ。男子たちを煽るなんて」と呆れられるの。源氏は彼女のことを想ってこんな歌を詠むの。

~ 恋ひわたる 身はそれなれど 玉鬘たまかずら いかなる筋を 尋ね来すらむ ~

(ずっと夕顔カノジョのことを想っていたけれど、玉鬘(玉を繋げたアクセサリー)のようにつながっていたキミはどうやってここまで来たんだろうね)

そんな歌を詠って夕顔の娘のことを玉鬘たまかずらと呼ぶようにするの。

玉鬘

夕霧も花散里に面倒を見てもらっているので、玉鬘のことを母親の違う姉だと思っているの。玉鬘は本当は姉弟ではないから気が引けちゃうんだけどね。筑紫からの脱出を協力してくれた豊後の介も六条院の家司けいし(貴族の家に勤める役人)になることができて筑紫の家族を呼び寄せることができたし、彼女の周りの人も幸せになっていくの。

To be continued ✈✈✈

 源氏が元カノ夕顔さんの娘と出会いました。夕顔から繋がる彼女のことを玉のアクセサリーにたとえて「玉鬘たまかずら」と詠いました。この巻のタイトルですね。ここから10巻を「玉鬘十帖」と呼びます。玉鬘をめぐる恋物語です。

🖌Genji Waka Collection

~ 恋ひわたる 身はそれなれど 玉鬘たまかずら いかなる筋を 尋ね来すらむ ~

姫と対面した源氏大臣が夕顔を想い出しながら詠んだ歌

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