episode 8. 紫の上の魅力
GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋
Chapter 34-2.さざ波が揺らす心
源氏物語 第三十四帖 若菜上(二)
episode 8. 紫の上の魅力
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter 34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十四帖 若菜上(一)(Chapter 34-1)まで
源氏の兄である朱雀院は出家の準備を始めますが、内親王(娘)の女三宮は母親を亡くしており後ろ盾がないので将来を心配しています。
朱雀院は誰かに嫁がせようと考え、源氏に結婚を打診します。源氏は最初は固辞しますが、女三宮が藤壺の宮と血のつながりがあることに気づき結婚を了承してしまいます。この結婚によって紫の上は絶望を味わいます。降嫁してきた女三宮は幼いばかりの姫宮で源氏は早くも結婚を後悔します。
超ざっくり GENJI
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
本章です🎵
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十四帖 若菜上(二)(Chapter 34-2)第二話(episode 7)まで
朱雀院が出家したので妃だった朧月夜は実家に戻ります。懐かしくなった源氏は久しぶりに彼女に逢いにでかけます。一夜を共に過ごした源氏は六条院に戻り紫の上にも復縁の話を打ち明けます。
ただでさえ女三宮との結婚で精神的ダメージを受けていた紫の上は朧月夜との話を聞き泣いてしまいます。
episode 8. 紫の上の魅力
【超訳】若菜上(二)
源氏 40歳 紫の上 32歳
女三宮 14歳
明石の御方 31歳 明石女御 12歳
夕霧 19歳 柏木 24歳
~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 青葉の山も うつろひにけり ~
(私のところにも秋(飽き)が来たのね。青い葉もあなたの心も色が変わるのね)
~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 萩の下こそ けしきことなれ ~
(俺の心は変わらないよ? キミの様子が変わっちゃったんじゃね?)
源氏の女三宮との結婚と朧月夜との復縁で心労が重なり落ち込んでいる紫の上に嬉しいニュースがもたらされました。養女として育てた明石女御が懐妊して実家である六条院に帰省してきました。懐かしい明石女御との再会のついでに女三宮とも面会します。
六条院の女主人として心配り気配りをして周りの人と温厚な関係を築こうとする紫の上。容姿も内面も素晴らしい紫の上。当時の女性の理想像として描かれているように思われます。
🖌Genji Waka Collection
~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 青葉の山も うつろひにけり ~
紫の上が六条院(源氏)の移ろいやすい心を嘆いて詠んだ歌
~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 萩の下こそ けしきことなれ ~
六条院(源氏)が紫の上に変わらぬ愛を詠んだ歌
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