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episode 12. 柏木の病

2022-07-20chapter35-3第三十五帖,若菜下,柏木,女三宮,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋

Chapter 35-3.吹き荒れる嵐の六条院

    源氏物語 第三十五帖 若菜下(三)

episode 12. 柏木の病

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【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第三十五帖 若菜下(二)(Chapter 35-2)まで
  源氏が朱雀院の内親王である女三宮と結婚し、朧月夜と復縁したので、紫の上は深く傷つき絶望を覚えます。
 また女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っているのですが、偶然彼女のすがたを見てしまい、恋心を抑えられなくなっています。ただこんな気持ちではいけないとも考えもし、心の葛藤が続いているようです。

 源氏は朱雀院の50歳の誕生日を女三宮に祝わせてあげようと企画しますが、朱雀院が女三宮の琴を楽しみにしていると聞き、特訓します。朱雀院の御前での本番の前に六条院でリハーサルを行うことにして、紫の上、明石御方、明石女御なども参加して女楽を催します。夕霧も参加して憧れの紫の上の琴の演奏に聴き惚れます。

 紫の上は女楽のあとに源氏に出家を願い出ます。けれども源氏は「俺を見捨てないで」と認めません。他の女性を引き合いに出していかに紫の上が素晴らしいか伝えます。そんな折に紫の上が倒れてしまいます。源氏は必死に看病しますが回復しません。朱雀院の御賀(お祝い)も延期になってしまいます。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし


GENJI Summary Part1-3 (玉鬘 ~ 真木柱)まとめ

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚


GENJI Summary Part1-4 (梅枝 ~ 藤裏葉)まとめ

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

本章です🎵

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 35-3 若菜下(三) 吹き荒れる嵐の六条院 

第三十五帖 若菜下(三)(Chapter 35-3)第五話(episode 11)まで
 女三宮が妊娠してしまい、柏木との密通が源氏に知られてしまいます。
 また体調を崩していた紫の上の病の原因は六条御息所の怨霊が憑りついていたせいでした。

 紫の上の病気や女三宮の妊娠などで延期になっていた朱雀院の御賀(誕生パーティー)を行うことにして、準備を再開させます。柏木にも手伝ってもらおうと思いますが、源氏の前に出ることができない柏木は断ってきます。

episode 12. 柏木の病

【超訳】若菜下(三)
源氏 47歳 紫の上 39歳
女三宮おんなさんのみや 21歳
明石御方あかしのおんかた 38歳 明石女御あかしのにょうご 19歳
夕霧 26歳 柏木 30歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

けれども柏木のお父さん(元頭中将)が強く勧めるので柏木は我慢して六条院にやってくるの。すっかり痩せてしまって顔色が悪い柏木に源氏は表面上は素知らぬフリをして子供達の舞のアドバイスをしてほしいなんて話しかけるんだけど、柏木は動揺してしまうの。それでも控えめながらも行き届いた柏木の態度に源氏は感心したのよね。柏木も気を取り直して合奏や舞のアドバイスをしてあげたの。

玉鬘や夕霧の息子たちの舞はとっても可愛らしいの。他にも多くの孫たちが合奏を披露して見ている人も感動したの。

それから源氏は酔いに任せて「若い柏木が私のことを老けたと笑ってる」なんて嫌みを言うの。(そんなこと柏木は言ってないし、思ってもいない)
 すると冷たい眼光に射貫かれた柏木はうろたえてしまってパーティーの途中で帰ってしまうの。そしてその後は寝たきりになってしまっちゃうの。

暗雲
暗雲

普段は女二宮のところに柏木は住んでいたんだけど、実家で療養することにするの。女二宮や母親がここにいてほしいってお願いしたんだけど、父親の屋敷に移って行ったの。

大臣家でも柏木の病気はよくならないの。皆が心配して、朱雀院からもお見舞いの御使いがくるのよね。源氏もお見舞いの手紙を大臣に出すの。柏木の友人の夕霧は直接訪ねてきたわ。
 そんな中、朱雀院の御賀本番を行ったの。皆が柏木を心配しているのに少し気はひけたんだけど、日程が延び延びになっていたので決行したの。一体女三宮は柏木が重病というこの状況をどう思っているんだろうなって源氏は考えるの。

第三十五帖 若菜下(三)

Chapter 35-3 吹き荒れる嵐の六条院
 episode 7. 柏木の暴走
 episode 8. 想いを遂げた朝
 episode 9. 紫の上の病の原因
 episode 10. 女三宮の妊娠
 episode 11. お祝いパーティー準備
 episode 12. 柏木の病

To be continued ✈✈✈

 柏木の恋狂いに女三宮の懐妊、朧月夜の出家、そして源氏が知る女三宮の不貞の事実。ふたりを許すことなど到底できない源氏ですが自分も犯した「禁断の恋」を思い出します。
 柏木の恋の病は本当の病になってしまいました。

 朱雀院の出家というひとしずくの水滴は波のない水面で水紋となり幾重にも広がってしまいました。【若菜】上下は怒涛の展開でしたね。
 今後も源氏と源氏をとりまく人たちの人生が綴られていきます。
 女三宮の妊娠、柏木の病に紫の上も体調が回復しません。
 心配は尽きませんね。

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