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episode 4. 都に残された人たち

2022-07-21chapter12藤壺の宮,無位無官,謹慎,須磨,紫の上,和歌一覧,和歌,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 12.とりあえず謹慎します。

    源氏物語 第十二帖 須磨

episode 4. 都に残された人たち

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第十一帖 花散里(Chapter 11)まで Patr 1-1 完結
 桐壺帝と桐壺の更衣のあいだに産まれた光源氏は父帝の妃の藤壺の宮への満たされない想いを埋めるかのように多くの女人と付き合います。

 正室の葵の上は息子の夕霧を出産後亡くなってしまいます。
 夕顔とは心を許せる付き合いでしたが、変死してしまいました。
 年上のセレブ未亡人の六条御息所は源氏とは別れ、伊勢斎宮となる娘と共に伊勢に移りました。
 藤壺の宮は源氏との罪の子を身ごもり、表向きは桐壺帝の子として東宮を出産します。桐壺院の没後、出家します。
 その藤壺の宮によく似た紫の上を少女のころから二条院で育て、正式な妻として迎えます。

 朱雀帝の祖父の右大臣派が政治の主流となり、左大臣派の源氏は冷遇されるようになります。そんな中、帝のお妃である朧月夜との密会を続けていてそれがバレてしまいます。朱雀帝の母である弘徽殿大后は「帝への謀反!」と源氏を失脚させようとします。
 源氏との付き合いを避ける人も多い中、花散里は今までと変わらず源氏を迎え支えます。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々

本章です🎵

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 12 須磨 とりあえず謹慎します。 

第十二帖 須磨(Chapter 12)第三話(episode 3)まで
 源氏は藤壺の宮や東宮、桐壺院の墓前などに参って別れの挨拶をします。最後の夜は紫の上と過ごして須磨へと旅立ちました。

episode4. 都に残された人たち

第十二帖【須磨】
 源氏 26~27歳 紫の上 18~19歳
 女院(藤壺の宮) 31~32歳 明石の君 17歳~18歳

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京の紫の上は起き上がれないほどの落ち込みようなの。源氏が使っていた道具、弾いていた楽器、脱いでいった衣服までもそのままにしていて、まるで死んでしまった人のように扱っているの。心配した女房は紫の上の親戚にあたる僧侶(源氏と出会うきっかけになった北山のお寺にいる人。紫の上のおばあさんの兄)にお願いして祈祷をしてもらうの。紫の上の心が鎮まるように。また源氏との幸せな日々が戻ってくるようにって。

源氏がよくもたれかかっていた柱を見るだけで紫の上は胸が悲しみでふさがれるんですって。小さい頃からいつも一緒で時にはお父さんがわりでもあり、お母さんがわりでもあり、今は夫である源氏が恋しくてならないのね。

源氏のいない屋敷
源氏のいない屋敷

藤壺の宮さまも東宮を護るために源氏が謹慎していることを嘆いているの。源氏への想いもあるから宮さまの心境はフクザツよね。宮さまが出家する前は源氏がまた大胆な行動に出られると困るから必死で自分の気持ちを封じていたけれど、出家して男女の関係を結ぶ可能性がなくなってからは源氏への返事も情愛が出てきたみたい。
「(あなたのために)涙を流すことがわたくしの仕事だと思っています」
 こんな手紙を源氏に送るの。

紫の上からの返事には一緒に衣替えの衣装も添えてあって、色も仕立て具合も源氏好みで素晴らしいんですって。

~ 浦人うらうどの 塩汲む袖に くらべ見よ 波路隔つる 夜の衣を ~

(あなたの袖と比べてみて。遠く離れた都で夜ひとりで泣いている私の袖と)

 見事な女性に成長した紫の上のことが昼も夜も恋しい源氏は彼女を須磨に迎えようかとも思うの。

 左大臣は息子の夕霧の様子をいろいろと知らせてくれたみたい。。

伊勢に行ってしまった六条御息所とも手紙のやりとりはしているみたいなの。元々は愛し合っていたのに御息所が生霊になってしまうというアブノーマルさに恋人関係を終わらせたけれど、源氏はそんな風にさせてしまったのは自分のせいだと心苦しく想っているんですって。

困っている花散里に経済援助をしてあげたりもしていたの。都に残してきた大勢の人達と手紙をやりとりしていたのね。今までの罪を悔い改めるための勤行の生活を送りながらね。

 都に取り残された紫の上の哀しみようがいたわしいですね。藤壺の宮も源氏が東宮を守るために謹慎していることをわかっているので源氏の無事をひたすら祈っています。

To be continued ✈✈✈

🖌Genji Waka Collection

~ 浦人うらうどの 塩汲む袖に くらべ見よ 波路隔つる 夜の衣を ~

京にいる紫の上が源氏に贈った歌

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