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GENJI 和歌 Collection Part 2-1(若菜上~夕霧)

2022-04-30GENJI 和歌和歌一覧,和歌検索,和歌,リスト,光源氏,源氏物語,紫式部

1日1000文字源氏物語

GENJI 和歌 Collection List

  第二部 幾重にも広がる恋の水紋
        Part 2-1(若菜上~夕霧)

Let’s enjoy GENJI world comfortably.

Welcome to SenmojiGenji World!!

お気楽お気軽源氏物語ワールドにようこそ!!
「1000文字源氏物語」倶楽部の管理人のりらです。

全54巻の大長編小説の源氏物語。
実は800首あまりの和歌が綴られているのです。
登場人物がそのときの心情を和歌に詠みこんでいるのです。

800首すべてはご紹介できませんが、episode で紹介した和歌リストです。
登場した帖(Chapter)ごとや詠み人別にまとめました。
歌が詠まれたepisodeへのリンクも貼りました。

お好きな和歌、気になる歌を探してみてください。

【超訳】1日1000文字源氏物語

第二部 幾重にも広がる恋の水紋

Part 2-1 若菜上(一)~ 夕霧 

和歌 Collection リスト

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和歌の登場する episode

【別冊】GENJI で登場した和歌

詠み人別 By characters

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登場順 帖ごと(By Chapter)

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~ 若葉さす 野辺の小松を ひきつれて 
       もとの岩根を 祈る今日かな ~

  玉鬘の君

~ 若葉さす 野辺の小松を ひきつれて 
   もとの岩根を 祈る今日かな ~

  玉鬘の君

~ 小松原 末のよはひに 引かれてや 
       野辺の若菜も 年をつむべき ~

  六条院(源氏)

~ 小松原 末のよはひに 引かれてや 
   野辺の若菜も 年をつむべき ~

  六条院(源氏)


~ 目に近く うつれば変はる 世の中を 
       行く末遠く 頼みけるかな ~

  紫の上

~ 目に近く うつれば変はる 世の中を 
   行く末遠く 頼みけるかな ~

  紫の上

~ 命こそ 絶ゆとも絶えめ 定めなき 
       世の常ならぬ 中の契りを ~

  六条院(源氏)

~ 命こそ 絶ゆとも絶えめ 定めなき 
   世の常ならぬ 中の契りを ~

  六条院(源氏)


~  はかなくて うはの空にぞ 消えぬべき 
       風に漂ふ 春のあは雪 ~

  女三宮

~  はかなくて うはの空にぞ 消えぬべき 
   風に漂ふ 春のあは雪 ~

  女三宮

Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 年月を 中に隔てて 逢坂あふさかの 
       さもせきがたく 落つる涙か ~

  六条院(源氏)

~ 年月を 中に隔てて 逢坂あふさかの 
   さもせきがたく 落つる涙か ~

  六条院(源氏)


~ 涙のみ せきとめがたき 清水にて 
       行き逢ふ道は 早く絶えにき ~

  朧月夜

~ 涙のみ せきとめがたき 清水にて 
   行き逢ふ道は 早く絶えにき ~

  朧月夜

~ 沈みしも 忘れぬものを 懲りずまに 
       身も投げつべき 宿の藤波 ~

  六条院(源氏)

~ 沈みしも 忘れぬものを 懲りずまに 
   身も投げつべき 宿の藤波 ~

  六条院(源氏)

~ 身を投げん 淵もまことの 淵ならで 
       懸けじやさらに 懲りずまの波 ~

  朧月夜

~ 身を投げん 淵もまことの 淵ならで 
   懸けじやさらに 懲りずまの波 ~

  朧月夜


~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 
       青葉の山も うつろひにけり ~

  紫の上

~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 
   青葉の山も うつろひにけり ~

  紫の上

~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 
       萩の下こそ けしきことなれ ~

  六条院(源氏)

~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 
   萩の下こそ けしきことなれ ~

  六条院(源氏)

【別冊】GENJI
topics 27 . 元カノ復活の件

~ 照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 
       朧月夜に 似るものぞなき ~
   大江千里(新古今集)

~ 照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 
   朧月夜に 似るものぞなき ~
  大江千里(新古今集)

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 老いの波 かひある浦に 立ちいでて 
       しほたるるあまを たれか咎めん ~

  明石尼君あかしのあまぎみ

~ 老いの波 かひある浦に 立ちいでて 
   しほたるるあまを たれか咎めん ~

  明石尼君あかしのあまぎみ

~ しほたるる あまを波路の しるべにて 
       尋ねも見ばや 浜の苫屋とまやを ~

  明石女御あかしのにょうご

~ しほたるる あまを波路の しるべにて 
   尋ねも見ばや 浜の苫屋とまやを ~

  明石女御あかしのにょうご

~ 世を捨てて 明石の浦に 住む人も 
       心の闇は 晴るけしもせじ ~

  明石御方あかしのおんかた

~ 世を捨てて 明石の浦に 住む人も 
   心の闇は 晴るけしもせじ ~

  明石御方あかしのおんかた


~ 光いでん 暁近く なりにけり 
       今ぞ見し よの夢語りする ~

  明石入道あかしのにゅうどう

~ 光いでん 暁近く なりにけり 
   今ぞ見し よの夢語りする ~

  明石入道あかしのにゅうどう


~ いかなれば 花に伝ふ うぐひすの 
       桜を分きて ねぐらとはせぬ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ いかなれば 花に伝ふ うぐひすの 
   桜を分きて ねぐらとはせぬ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ 深山木みやまぎに ねぐら定むる 
       はこ鳥も いかでか花の 色に飽くべき ~

  夕霧大将

~ 深山木みやまぎに ねぐら定むる 
   はこ鳥も いかでか花の 色に飽くべき ~

  夕霧大将

~ よそに見て 折らぬなげきは しげれども 
       なごり恋しき 花の夕かげ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ よそに見て 折らぬなげきは しげれども 
   なごり恋しき 花の夕かげ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

Chapter 35-1. 六条院の人びと (若菜下(一))

~ 恋ひわぶる 人の形見と 手ならせば 
       なれよ何とて 鳴くなるらん ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ 恋ひわぶる 人の形見と 手ならせば 
   なれよ何とて 鳴くなるらん ~

  柏木衛門督えもんのかみ


~ たれかまた 心を知りて 住吉の 
       神代を経たる 松にこと問ふ ~

  六条院(源氏)

~ たれかまた 心を知りて 住吉の 
   神代を経たる 松にこと問ふ ~

  六条院(源氏)

~ 住の江を 生けるかひある 渚とは 
       年ふるあまも 今日や知るらん ~

  明石尼君

~ 住の江を 生けるかひある 渚とは 
   年ふるあまも 今日や知るらん ~

  明石尼君

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
       いづくの露の かかる袖なり ~

  柏木中納言

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
   いづくの露の かかる袖なり ~

  柏木中納言

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
       夢なりけりと 見てもやむべく ~

  女三宮

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
   夢なりけりと 見てもやむべく ~

  女三宮

~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 
       神の許せる かざしならぬに ~

  柏木中納言

~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 
   神の許せる かざしならぬに ~

  柏木中納言

~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 
       名は睦ましき かざしなれども ~

  柏木中納言

~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 
   名は睦ましき かざしなれども ~

  柏木中納言


~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
       そらおぼれする 君は君なり ~

  六条御息所

~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
   そらおぼれする 君は君なり ~

  六条御息所

~ 消え留まる ほどやは経ふべき たまさかに 
       はちすの露の かかるばかりを ~

  紫の上

~ 消え留まる ほどやは経ふべき たまさかに 
   はちすの露の かかるばかりを ~

  紫の上

~ 契りおかん この世ならでも 蓮の葉に 
       玉ゐる露の 心隔つな ~

  六条院(源氏)

~ 契りおかん この世ならでも 蓮の葉に 
   玉ゐる露の 心隔つな ~

  六条院(源氏)


~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 
       藻塩垂れしも たれならなくに ~

  六条院(源氏)

~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 
   藻塩垂れしも たれならなくに ~

  六条院(源氏)

~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 
       明石の浦に いさりせし君 ~

  朧月夜

~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 
   明石の浦に いさりせし君 ~

  朧月夜

Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ 今はとて 燃えん煙も 結ぼほれ 
       絶えぬ思ひの なほや残らん ~

  柏木中納言

~ 今はとて 燃えん煙も 結ぼほれ 
   絶えぬ思ひの なほや残らん ~

  柏木中納言

~ 立ち添ひて 消えやしなまし うきことを 
       思ひ乱るる 煙くらべに ~

  女三宮

~ 立ち添ひて 消えやしなまし うきことを 
   思ひ乱るる 煙くらべに ~

  女三宮

~ 行くへなき 空の煙と なりぬとも 
       思ふあたりを 立ちは離れじ ~

  柏木中納言

~ 行くへなき 空の煙と なりぬとも 
   思ふあたりを 立ちは離れじ ~

  柏木中納言


~ だが世にか 種は蒔きしと 人問はば 
       いかが岩根の 松は答へん ~

  六条院(源氏)

~ だが世にか 種は蒔きしと 人問はば 
   いかが岩根の 松は答へん ~

  六条院(源氏)


~ 時しあれば 変はらぬ色に 匂ひけり 
       片枝かたえ折れたる 宿の桜も ~

  夕霧大将

~ 時しあれば 変はらぬ色に 匂ひけり 
   片枝かたえ折れたる 宿の桜も ~

  夕霧大将

~ この春は 柳の芽にぞ 玉はく 
       咲き散る花の 行くへ知らねば ~

  一条御息所(女二宮の母)

~ この春は 柳の芽にぞ 玉はく 
   咲き散る花の 行くへ知らねば ~

  一条御息所(女二宮の母)

Chapter 37. 親友が遺した想い (横笛)

~ ことに出いで 言はぬを言ふに まさるとは 
       人に恥ぢたる 気色けしきとぞ見る ~

  夕霧大将

~ ことに出いで 言はぬを言ふに まさるとは 
   人に恥ぢたる 気色けしきとぞ見る ~

  夕霧大将

~ 深き夜の 哀ればかりは 聞きわけど 
       ことよりほかに えやは言ひける ~

  女二宮

~ 深き夜の 哀ればかりは 聞きわけど 
   ことよりほかに えやは言ひける ~

  女二宮

~ 笛竹に 吹きよる風の ごとならば 
       末の世長き 音ねに伝へなん ~

  柏木

~ 笛竹に 吹きよる風の ごとならば 
   末の世長き 音ねに伝へなん ~

  柏木

Chapter 38. 想いが交錯する秋の月夜 (鈴虫)

~ 蓮葉はちすばを 同じうてなと 契りおきて 
       露の分かるる 今日けふぞ悲しき ~

  六条院(源氏)

~ 蓮葉はちすばを 同じうてなと 契りおきて 
   露の分かるる 今日けふぞ悲しき ~

  六条院(源氏)

~ 隔てなく はちすの宿を ちぎりても 
       君が心 やすまじとすらん ~

  女三宮

~ 隔てなく はちすの宿を ちぎりても 
   君が心 やすまじとすらん ~

  女三宮

~ 大かたの 秋(飽き)をばしと 知りにしを 
       振り捨てがたき 鈴虫の声 ~

  女三宮

~ 大かたの 秋(飽き)をばしと 知りにしを 
   振り捨てがたき 鈴虫の声 ~

  女三宮

~ 心もて 草の宿りを いとへども 
       なほ鈴虫の 声ぞふりせぬ ~

  六条院(源氏)

~ 心もて 草の宿りを いとへども 
   なほ鈴虫の 声ぞふりせぬ ~

  六条院(源氏)


~ 雲の上を かけはなれたる 住家すみかにも 
       物忘れせぬ 秋の夜の月 ~

  冷泉院

~ 雲の上を かけはなれたる 住家すみかにも 
   物忘れせぬ 秋の夜の月 ~

  冷泉院

~ 月影は 同じ雲井に 見えながら 
       わが宿からの 秋ぞ変はれる ~

  六条院(源氏)

~ 月影は 同じ雲井に 見えながら 
   わが宿からの 秋ぞ変はれる ~

  六条院(源氏)

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 山里の 哀れを添ふる 夕霧に 
       立ちでんそらも なきここちして ~

  夕霧大将

~ 山里の 哀れを添ふる 夕霧に 
   立ちでんそらも なきここちして ~

  夕霧大将

~ 山がつの まがきをこめて 立つ霧も 
       心空なる 人はとどめず ~

  女二宮

~ 山がつの まがきをこめて 立つ霧も 
   心空なる 人はとどめず ~

  女二宮


~ 哀れをも いかに知りてか 慰めん 
       るや恋しき 無きや悲しき ~

  雲居の雁

~ 哀れをも いかに知りてか 慰めん 
   るや恋しき 無きや悲しき ~

  雲居の雁


~ 馴るる身を 恨みんよりは 松島の 
       あまの衣に たちやかへまし ~

  雲居の雁

~ 馴るる身を 恨みんよりは 松島の 
   あまの衣に たちやかへまし ~

  雲居の雁

~ 松島の あまの濡衣 馴れぬとて 
       脱ぎ変へつてふ 名を立ためやは ~

  夕霧大将

~ 松島の あまの濡衣 馴れぬとて 
   脱ぎ変へつてふ 名を立ためやは ~

  夕霧大将


~ 契りあれや 君を心に とどめおきて 
       哀れと思ひ 恨めしと聞く ~

  前太政大臣さきのおおきおとど(元内大臣)

~ 契りあれや 君を心に とどめおきて 
   哀れと思ひ 恨めしと聞く ~

  前太政大臣さきのおおきおとど(元内大臣)

~ 数ならば 身に知られまし 世の憂さを 
       人のためにも 濡らす袖かな ~

  藤典侍とうのないしのすけ

~ 数ならば 身に知られまし 世の憂さを 
   人のためにも 濡らす袖かな ~

  藤典侍とうのないしのすけ

~ 人の世の 憂きを哀れと 見しかども 
       身に代へんとは 思はざりしを ~

  雲居の雁

~ 人の世の 憂きを哀れと 見しかども 
   身に代へんとは 思はざりしを ~

  雲居の雁

詠み人別 By Characters

玉鬘たまかずら

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~ 若葉さす 野辺の小松を ひきつれて 
       もとの岩根を 祈る今日かな ~

  玉鬘の君

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~ 若葉さす 野辺の小松を ひきつれて 
   もとの岩根を 祈る今日かな ~

  玉鬘の君

~ 小松原 末のよはひに 引かれてや 
       野辺の若菜も 年をつむべき ~

  六条院(源氏)

~ 小松原 末のよはひに 引かれてや 
   野辺の若菜も 年をつむべき ~

  六条院(源氏)

紫の上 & 源氏

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~ 目に近く うつれば変はる 世の中を 
       行く末遠く 頼みけるかな ~

  紫の上

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~ 目に近く うつれば変はる 世の中を 
   行く末遠く 頼みけるかな ~

  紫の上

~ 命こそ 絶ゆとも絶えめ 定めなき 
       世の常ならぬ 中の契りを ~

  六条院(源氏)

~ 命こそ 絶ゆとも絶えめ 定めなき 
   世の常ならぬ 中の契りを ~

  六条院(源氏)


Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 
       青葉の山も うつろひにけり ~

  紫の上

Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 身に近く 秋や来ぬらん 見るままに 
   青葉の山も うつろひにけり ~

  紫の上

~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 
       萩の下こそ けしきことなれ ~

  六条院(源氏)

~ 水鳥の 青羽は 色も変はらぬを 
   萩の下こそ けしきことなれ ~

  六条院(源氏)


Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ 消え留まる ほどやは経ふべき たまさかに 
       はちすの露の かかるばかりを ~

  紫の上

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ 消え留まる ほどやは経ふべき たまさかに 
   はちすの露の かかるばかりを ~

  紫の上

~ 契りおかん この世ならでも 蓮の葉に 
       玉ゐる露の 心隔つな ~

  六条院(源氏)

~ 契りおかん この世ならでも 蓮の葉に 
   玉ゐる露の 心隔つな ~

  六条院(源氏)

女三宮

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~  はかなくて うはの空にぞ 消えぬべき 
       風に漂ふ 春のあは雪 ~

  女三宮

Chapter 34-1. それは水紋のように (若菜上(一))

~  はかなくて うはの空にぞ 消えぬべき 
   風に漂ふ 春のあは雪 ~

  女三宮


Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ だが世にか 種は蒔きしと 人問はば 
       いかが岩根の 松は答へん ~

  六条院(源氏)

Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ だが世にか 種は蒔きしと 人問はば 
   いかが岩根の 松は答へん ~

  六条院(源氏)


Chapter 38. 想いが交錯する秋の月夜 (鈴虫)

~ 蓮葉はちすばを 同じうてなと 契りおきて 
       露の分かるる 今日けふぞ悲しき ~

  六条院(源氏)

Chapter 38. 想いが交錯する秋の月夜 (鈴虫)

~ 蓮葉はちすばを 同じうてなと 契りおきて 
   露の分かるる 今日けふぞ悲しき ~

  六条院(源氏)

~ 隔てなく はちすの宿を ちぎりても 
       君が心 やすまじとすらん ~

  女三宮

~ 隔てなく はちすの宿を ちぎりても 
   君が心 やすまじとすらん ~

  女三宮

~ 大かたの 秋(飽き)をばしと 知りにしを 
       振り捨てがたき 鈴虫の声 ~

  女三宮

~ 大かたの 秋(飽き)をばしと 知りにしを 
   振り捨てがたき 鈴虫の声 ~

  女三宮

~ 心もて 草の宿りを いとへども 
       なほ鈴虫の 声ぞふりせぬ ~

  六条院(源氏)

~ 心もて 草の宿りを いとへども 
   なほ鈴虫の 声ぞふりせぬ ~

  六条院(源氏)

朧月夜 & 源氏

Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 年月を 中に隔てて 逢坂あふさかの 
       さもせきがたく 落つる涙か ~

  六条院(源氏)

Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 年月を 中に隔てて 逢坂あふさかの 
   さもせきがたく 落つる涙か ~

  六条院(源氏)


Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 涙のみ せきとめがたき 清水にて 
       行き逢ふ道は 早く絶えにき ~

  朧月夜

Chapter 34-2. さざ波が揺らす心 (若菜上(二))

~ 涙のみ せきとめがたき 清水にて 
   行き逢ふ道は 早く絶えにき ~

  朧月夜

~ 沈みしも 忘れぬものを 懲りずまに 
       身も投げつべき 宿の藤波 ~

  六条院(源氏)

~ 沈みしも 忘れぬものを 懲りずまに 
   身も投げつべき 宿の藤波 ~

  六条院(源氏)

~ 身を投げん 淵もまことの 淵ならで 
       懸けじやさらに 懲りずまの波 ~

  朧月夜

~ 身を投げん 淵もまことの 淵ならで 
   懸けじやさらに 懲りずまの波 ~

  朧月夜


Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 
       藻塩垂れしも たれならなくに ~

  六条院(源氏)

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 
   藻塩垂れしも たれならなくに ~

  六条院(源氏)

~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 
       明石の浦に いさりせし君 ~

  朧月夜

~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 
   明石の浦に いさりせし君 ~

  朧月夜

   明石御方、明石一族

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 老いの波 かひある浦に 立ちいでて 
       しほたるるあまを たれか咎めん ~

  明石尼君あかしのあまぎみ

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 老いの波 かひある浦に 立ちいでて 
   しほたるるあまを たれか咎めん ~

  明石尼君あかしのあまぎみ

~ しほたるる あまを波路の しるべにて 
       尋ねも見ばや 浜の苫屋とまやを ~

  明石女御あかしのにょうご

~ しほたるる あまを波路の しるべにて 
   尋ねも見ばや 浜の苫屋とまやを ~

  明石女御あかしのにょうご

~ 世を捨てて 明石の浦に 住む人も 
       心の闇は 晴るけしもせじ ~

  明石御方あかしのおんかた

~ 世を捨てて 明石の浦に 住む人も 
   心の闇は 晴るけしもせじ ~

  明石御方あかしのおんかた


Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 光いでん 暁近く なりにけり 
       今ぞ見し よの夢語りする ~

  明石入道あかしのにゅうどう

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 光いでん 暁近く なりにけり 
   今ぞ見し よの夢語りする ~

  明石入道あかしのにゅうどう


Chapter 35-1. 六条院の人びと (若菜下(一))

~ たれかまた 心を知りて 住吉の 
       神代を経たる 松にこと問ふ ~

  六条院(源氏)

Chapter 35-1. 六条院の人びと (若菜下(一))

~ たれかまた 心を知りて 住吉の 
   神代を経たる 松にこと問ふ ~

  六条院(源氏)

~ 住の江を 生けるかひある 渚とは 
       年ふるあまも 今日や知るらん ~

  明石尼君

~ 住の江を 生けるかひある 渚とは 
   年ふるあまも 今日や知るらん ~

  明石尼君

柏木 女三宮   

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ いかなれば 花に伝ふ うぐひすの 
       桜を分きて ねぐらとはせぬ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ いかなれば 花に伝ふ うぐひすの 
   桜を分きて ねぐらとはせぬ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ よそに見て 折らぬなげきは しげれども 
       なごり恋しき 花の夕かげ ~

  柏木衛門督えもんのかみ

~ よそに見て 折らぬなげきは しげれども 
   なごり恋しき 花の夕かげ ~

  柏木衛門督えもんのかみ


Chapter 35-1. 六条院の人びと (若菜下(一))

~ 恋ひわぶる 人の形見と 手ならせば 
       なれよ何とて 鳴くなるらん ~

  柏木衛門督えもんのかみ

Chapter 35-1. 六条院の人びと (若菜下(一))

~ 恋ひわぶる 人の形見と 手ならせば 
   なれよ何とて 鳴くなるらん ~

  柏木衛門督えもんのかみ


Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
       いづくの露の かかる袖なり ~

  柏木中納言

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
   いづくの露の かかる袖なり ~

  柏木中納言

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
       夢なりけりと 見てもやむべく ~

  女三宮

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
   夢なりけりと 見てもやむべく ~

  女三宮

~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 
       神の許せる かざしならぬに ~

  柏木中納言

~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 
   神の許せる かざしならぬに ~

  柏木中納言

~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 
       名は睦ましき かざしなれども ~

  柏木中納言

~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 
   名は睦ましき かざしなれども ~

  柏木中納言


Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ 今はとて 燃えん煙も 結ぼほれ 
       絶えぬ思ひの なほや残らん ~

  柏木中納言

Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ 今はとて 燃えん煙も 結ぼほれ 
   絶えぬ思ひの なほや残らん ~

  柏木中納言

~ 立ち添ひて 消えやしなまし うきことを 
       思ひ乱るる 煙くらべに ~

  女三宮

~ 立ち添ひて 消えやしなまし うきことを 
   思ひ乱るる 煙くらべに ~

  女三宮

~ 行くへなき 空の煙と なりぬとも 
       思ふあたりを 立ちは離れじ ~

  柏木中納言

~ 行くへなき 空の煙と なりぬとも 
   思ふあたりを 立ちは離れじ ~

  柏木中納言


Chapter 37. 親友が遺した想い (横笛)

~ 笛竹に 吹きよる風の ごとならば 
       末の世長き 音ねに伝へなん ~

  柏木

Chapter 37. 親友が遺した想い (横笛)

~ 笛竹に 吹きよる風の ごとならば 
   末の世長き 音ねに伝へなん ~

  柏木

   夕霧 雲居の雁 女二宮

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 深山木みやまぎに ねぐら定むる 
       はこ鳥も いかでか花の 色に飽くべき ~

  夕霧大将

Chapter 34-3. 慶びの春と忍び寄る影 (若菜上(三))

~ 深山木みやまぎに ねぐら定むる 
   はこ鳥も いかでか花の 色に飽くべき ~

  夕霧大将


Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ 時しあれば 変はらぬ色に 匂ひけり 
       片枝かたえ折れたる 宿の桜も ~

  夕霧大将

Chapter 36. 想いを遺し恋に死す (柏木)

~ 時しあれば 変はらぬ色に 匂ひけり 
   片枝かたえ折れたる 宿の桜も ~

  夕霧大将

~ この春は 柳の芽にぞ 玉はく 
       咲き散る花の 行くへ知らねば ~

  一条御息所(女二宮の母)

~ この春は 柳の芽にぞ 玉はく 
   咲き散る花の 行くへ知らねば ~

  一条御息所(女二宮の母)


Chapter 37. 親友が遺した想い (横笛)

~ ことに出いで 言はぬを言ふに まさるとは 
       人に恥ぢたる 気色けしきとぞ見る ~

  夕霧大将

Chapter 37. 親友が遺した想い (横笛)

~ ことに出いで 言はぬを言ふに まさるとは 
   人に恥ぢたる 気色けしきとぞ見る ~

  夕霧大将

~ 深き夜の 哀ればかりは 聞きわけど 
       ことよりほかに えやは言ひける ~

  女二宮

~ 深き夜の 哀ればかりは 聞きわけど 
   ことよりほかに えやは言ひける ~

  女二宮


Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 山里の 哀れを添ふる 夕霧に 
       立ちでんそらも なきここちして ~

  夕霧大将

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 山里の 哀れを添ふる 夕霧に 
   立ちでんそらも なきここちして ~

  夕霧大将

~ 山がつの まがきをこめて 立つ霧も 
       心空なる 人はとどめず ~

  女二宮

~ 山がつの まがきをこめて 立つ霧も 
   心空なる 人はとどめず ~

  女二宮


Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 馴るる身を 恨みんよりは 松島の 
       あまの衣に たちやかへまし ~

  雲居の雁

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 馴るる身を 恨みんよりは 松島の 
   あまの衣に たちやかへまし ~

  雲居の雁

~ 松島の あまの濡衣 馴れぬとて 
       脱ぎ変へつてふ 名を立ためやは ~

  夕霧大将

~ 松島の あまの濡衣 馴れぬとて 
   脱ぎ変へつてふ 名を立ためやは ~

  夕霧大将

六条御息所

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
       そらおぼれする 君は君なり ~

  六条御息所

Chapter 35-3. 吹き荒れる嵐の六条院 (若菜下(三))

~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
   そらおぼれする 君は君なり ~

  六条御息所

   冷泉院

Chapter 38. 想いが交錯する秋の月夜 (鈴虫)

~ 雲の上を かけはなれたる 住家すみかにも 
       物忘れせぬ 秋の夜の月 ~

  冷泉院

Chapter 38. 想いが交錯する秋の月夜 (鈴虫)

~ 雲の上を かけはなれたる 住家すみかにも 
   物忘れせぬ 秋の夜の月 ~

  冷泉院

~ 月影は 同じ雲井に 見えながら 
       わが宿からの 秋ぞ変はれる ~

  六条院(源氏)

~ 月影は 同じ雲井に 見えながら 
   わが宿からの 秋ぞ変はれる ~

  六条院(源氏)

   雲居の雁 & 夕霧

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 哀れをも いかに知りてか 慰めん 
       るや恋しき 無きや悲しき ~

  雲居の雁

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 哀れをも いかに知りてか 慰めん 
   るや恋しき 無きや悲しき ~

  雲居の雁


Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 契りあれや 君を心に とどめおきて 
       哀れと思ひ 恨めしと聞く ~

  前太政大臣さきのおおきおとど(元内大臣)

Chapter 39. 堅物な浮気 不器用な本気 (夕霧)

~ 契りあれや 君を心に とどめおきて 
   哀れと思ひ 恨めしと聞く ~

  前太政大臣さきのおおきおとど(元内大臣)

~ 数ならば 身に知られまし 世の憂さを 
       人のためにも 濡らす袖かな ~

  藤典侍とうのないしのすけ

~ 数ならば 身に知られまし 世の憂さを 
   人のためにも 濡らす袖かな ~

  藤典侍とうのないしのすけ

~ 人の世の 憂きを哀れと 見しかども 
       身に代へんとは 思はざりしを ~

  雲居の雁

~ 人の世の 憂きを哀れと 見しかども 
   身に代へんとは 思はざりしを ~

  雲居の雁

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GENJI 和歌 Collection Part 2-1 34. 若菜上 ~ 39. 夕霧

このページでご紹介した和歌
54

GENJI 和歌 Collection   1. 桐壺 ~ 39. 夕霧

今までの【超訳】GENJI でご紹介した和歌
195

千年前のわたしたちの国の物語
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