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episode 3. 引き離されるふたり

2022-07-21chapter21雲居の雁,第二十一帖,乙女,夕霧,和歌一覧,和歌,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 21.小さな恋のものがたり

    源氏物語 第二十一帖 乙女

episode 3. 引き離されるふたり

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第二十帖 朝顔(Chapter 20)まで
 源氏は従姉で初恋の君である朝顔の君に何度も求婚しましたが、応えてもらえず、風流な文や歌をやりとりする付き合いを続けます。

 朝顔の君を正室にするのではと不安がっていた紫の上に源氏は朝顔の君との結婚はないと説明し、今までに関わった女人の話を彼女に聞かせました。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々

本章です🎵

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 21 乙女 小さな恋のものがたり 

第二十一帖 乙女(Chapter 21)第二話(episode 2)まで
 源氏と葵の上の子である夕霧は六位という官位で元服したため、自力で出世するために熱心に勉強しています。
 夕霧には同じ祖父母の家で育った雲居の雁という従姉がいて幼いながらも付き合っていたのですが、このことを知った雲居の雁の父の内大臣(元頭中将)から反対されてしまいます。

episode 3. 引き離されるふたり

【超訳】乙女
 源氏 33~35歳 紫の上 25歳~27歳
 夕霧 12~14歳 雲居の雁 14~16歳
 冷泉帝 15歳~17歳 
 秋好中宮あきこのむのちゅぐう(梅壺) 24~26歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

内大臣は大宮さまに文句を言って、雲居の雁を自分の家に連れて行くと言いだすの。息子の内大臣にとっては源氏がライバルでその息子に娘をとられるのが悔しくて怒っているんだろうって大宮さまは思うの。
「雲居の雁にとって夕霧以上のお婿さんなんていないのに」
 これが大宮さまの本音なのよね。

 そんなところに夕霧がやってきたので、大宮さまはなりゆきを話したのよ。
 雲居の雁が内大臣家に行ってしまうともう逢えなくなってしまうからと、夕霧は雲居の雁の部屋へと行くんだけど、鍵がかかっていて入れないの。

「空の雁も鳴いているけど、あたしみたい」
雲居の雁のひとりごとが聞こえてくるの。

ひとりぼっち
群れから離れた雁

「ここを開けて」
夕霧がそう言うと、ひとりごとを聞かれてしまった雲居の雁は恥ずかしくなっちゃうの。

「秋風が……吹き渡ってるね」
扉一枚ごしにふたりは切ない秋の夜を過ごすの。
 自分たちが想い合ってお互いを好きでいることがそんなに悪いこととは思えないの。どうしてこんなに大騒ぎになってしまったのかわからないのよね。

「わたしって群れから離れた雁みたい」
 そんな風につぶやいたことから彼女のことを「雲居の雁」と呼ぶようになります。原作では「姫君」「女君」としか書かれていません。同じく夕霧も本名ではありません。夕霧の名前の由来は第三十九帖「夕霧」によります。

大宮さまは大事に育てた孫との別れを悲しみ、雲居の雁も泣いてばかりいるの。
「若さま(夕霧)と同じく姫さまのこともご主人と思っていたんですよ」
「他の方との縁談など断ってくださいませね!」
「内大臣さまがうちの若さま(夕霧)のことを軽蔑なさるのが我慢ならないんです!」
 夕霧の乳母は雲居の雁にそう言うの。

夕霧と雲居の雁は少しのあいだだけこっそり会うことができて別れを惜しむの。ふたりは離れ離れでいてもお互いを想っていようと約束をするのね。
「まさか逢えなくなるなんて思いもしなかったよ」
 逢えるうちにもっと逢っていたかったって夕霧が雲居の雁にそう言うの。
「わたしもあなたと同じ気持ちよ」
 雲居の雁もツライわね。
「(僕のこと)恋しいって思ってくれる?」
 夕霧が聞くと雲居の雁は小さくうなずくの。

ふたりをさがしていた雲居の雁の乳母がやってきて、
「六位の人(夕霧の冠位=身分)が姫さまのお相手なんて情けないこと」
 と夕霧のことをバカにしたの。夕霧は自分の冠位が低いことを悔しがったわ。

~ くれなの 涙に深き 袖の色を 浅緑とや 言ひしをるべき ~

(血の涙に染まっている袖の色を六位の浅緑の色だとバカにするの?)

とうとう雲居の雁は内大臣家に連れて行かれてしまったの。夕霧は夜通し泣いて、大宮さまにも会わないでそっと二条院に帰ったわ。

To be continued ✈✈✈

 幼なじみでお互いを想い合っているふたりが引き離されてしまいました。幼いながらも想い合っているのに、その感情がいけないことだと否定されてしまいました。
 夕霧の今の身分が釣り合っていないのと、内大臣は娘を入内させたいので源氏の息子はイヤなのでしょうね。


「幼なじみ」「お互いが想い合っている」「交際を反対されて引き離される」
 今でも通用するラブストーリーのテッパン設定だと思いませんか?
 千年も前の小説にも使われていたのですね。というか、紫式部先生が発祥? かもしれません。

🖌Genji Waka Collection

~ くれなの 涙に深き 袖の色を 浅緑とや 言ひしをるべき ~<

雲居の雁の乳母に官位をバカにされた夕霧が詠んだ歌

父親同士がライバル
想い合っているのに引き離される……
まるでロミジュリ?

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