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episode 8. 想いを遂げた朝

2022-07-20chapter35-3女二宮,第三十五帖,若菜下,柏木,女三宮,和歌一覧,和歌,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋

Chapter 35-3.吹き荒れる嵐の六条院

    源氏物語 第三十五帖 若菜下(三)

episode 8. 想いを遂げた朝

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第三十五帖 若菜下(二)(Chapter 35-2)まで
  源氏が朱雀院の内親王である女三宮と結婚し、朧月夜と復縁したので、紫の上は深く傷つき絶望を覚えます。
 また女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っているのですが、偶然彼女のすがたを見てしまい、恋心を抑えられなくなっています。ただこんな気持ちではいけないとも考えもし、心の葛藤が続いているようです。

 源氏は朱雀院の50歳の誕生日を女三宮に祝わせてあげようと企画しますが、朱雀院が女三宮の琴を楽しみにしていると聞き、特訓します。朱雀院の御前での本番の前に六条院でリハーサルを行うことにして、紫の上、明石御方、明石女御なども参加して女楽を催します。夕霧も参加して憧れの紫の上の琴の演奏に聴き惚れます。

 紫の上は女楽のあとに源氏に出家を願い出ます。けれども源氏は「俺を見捨てないで」と認めません。他の女性を引き合いに出していかに紫の上が素晴らしいか伝えます。そんな折に紫の上が倒れてしまいます。源氏は必死に看病しますが回復しません。朱雀院の御賀(お祝い)も延期になってしまいます。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし


GENJI Summary Part1-3 (玉鬘 ~ 真木柱)まとめ

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚


GENJI Summary Part1-4 (梅枝 ~ 藤裏葉)まとめ

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

本章です🎵

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 35-3 若菜下(三) 吹き荒れる嵐の六条院 

第三十五帖 若菜下(三)(Chapter 35-3)第一話(episode 7)まで
 女三宮と結婚できなかった柏木は朱雀院の内親王の女二宮と結婚しますが、まだ女三宮に告白したいと思っています。源氏が紫の上の看病で六条院を空けている隙に、柏木は女三宮の元に忍び込み一線を越えてしまいました。

episode 8. 想いを遂げた朝

【超訳】若菜下(三)
源氏 47歳 紫の上 39歳
女三宮おんなさんのみや 21歳
明石御方あかしのおんかた 38歳 明石女御あかしのにょうご 19歳
夕霧 26歳 柏木 30歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

猫を女三宮に手渡す夢を見た柏木は、目を覚ますとあのときの猫のおかげで姿を見ることができたと女三宮に話すの。女三宮は姿を見られてしまうという自分の失態ミスのせいでこんなことになったと落ち込むの。これからどうやって源氏に会ったらいいの? って恐ろしくなって泣いてしまうの。

柏木が女三宮を抱きあげて寝室から出てきて、夜が明けてくるのを眺めるの。

夜明け
夜明け

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに いづくの露の かかる袖なり ~ 

(目覚めても帰る先も未来もわからない明け暮れだけれど、どうしてだか泣けるんだ)

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 夢なりけりと 見てもやむべく ~ 

(明け暮れの空に消えてしまいたいわ。夢だったと思いたいから)

女三宮の声の美しさに気持ちだけは身体から離れてここに残ってしまいそうだなんて柏木は思いながら帰っていくの。

家に帰ってから柏木はエライことをしてしまったと部屋に引きこもるの。源氏にバレたらどんな目に遭うのか想像するだけで恐ろしくなってしまうのよね。

~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 神の許せる かざしならぬに ~ 

(なんてことをしてしまったんだ。神が許した関係でもないのに罪を犯してしまった)

女三宮の様子がヘンだと聞いた源氏は、女三宮のいる六条院にも行くの。特に具合が悪そうには見えなくて、自分が紫の上にかかりきりだから女三宮の機嫌が悪いんだろうって思うのよね。そうして女三宮を心配しながらもやっぱり紫の上の病状が気なって仕方ないのよね。

一方の柏木はあの夜以来ますます女三宮のことを想っているの。おまけに同じ姉妹で妻の女二宮のことをヒドイ歌に詠むの。

~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 名は睦ましき かざしなれども ~

(同じ姉妹なのになんで落ち葉みたいにつまらない人を妻にしたんだろう)

この歌がきっかけで女二宮は落ち葉の宮と呼ばれるようになっちゃうの。女二宮のことを柏木はほったらかしだったから、女二宮も愛されなくてツライ思いをしているのよね。

To be continued ✈✈✈

 何年も想い続けた女三宮と朝を迎え後朝の歌を交わし合います。
 けれども自宅に戻ってから事の重大さに柏木は恐れおののきます。

 今までは夕霧の友人で雲居の雁の異母兄。夕霧と雲居の雁を見守る友人というサブキャラでしたが第二部では主役級の配役ですね。

源氏物語の特徴 物語のリフレイン
設定や人物を代えて同じ事象が繰り返されます。

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  • 【別冊】GENJI
    topics 30 略奪のリフレイン
  • 🖌Genji Waka Collection

    ~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに いづくの露の かかる袖なり ~

    想いを遂げた柏木中納言が女三宮に贈った後朝の歌

    ~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 夢なりけりと 見てもやむべく ~

    密通してしまった女三宮が詠んだ返歌

    ~ 悔しくぞ 摘み犯しける 葵草 神の許せる かざしならぬに ~

    柏木中納言が自宅に戻ってから事の重大さにおびえた歌

    ~  もろかづら 落葉を何に 拾ひけむ 名は睦ましき かざしなれども ~

    柏木中納言が妻の女二宮のことを詠んだ歌

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