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episode 5. 紫の上の願い

2022-07-20chapter35-2女楽,第三十五帖,若菜下,出家,紫の上,夕霧,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋

Chapter 35-2.春の演奏会とある願い

    源氏物語 第三十五帖 若菜下(二)

episode 5. 紫の上の願い

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第三十五帖 若菜下(一)(Chapter 35-1)まで
  源氏が朱雀院の内親王である女三宮と結婚し、朧月夜と復縁したので、紫の上は深く傷つき絶望を覚えます。
 冷泉帝は譲位して明石女御の夫が帝位に就き、若宮が東宮となり明石一族の願は果たされます。
 また女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っているのですが、偶然彼女のすがたを見てしまい、恋心を抑えられなくなっています。ただこんな気持ちではいけないとも考えもし、心の葛藤が続いているようです。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし


GENJI Summary Part1-3 (玉鬘 ~ 真木柱)まとめ

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚


GENJI Summary Part1-4 (梅枝 ~ 藤裏葉)まとめ

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

本章です🎵

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 35-2 若菜下(二) 春の演奏会とある願い 

第三十五帖 若菜下(二)(Chapter 35-2)第一話(episode 4)まで
 朱雀院の50歳の誕生日パーティーのリハーサルを行うために、源氏は六条院で女君たちを集めて女楽というホームコンサートを企画しました。皆素晴らしい演奏でしたが、夕霧は憧れの紫の上の琴の演奏に聴き惚れました。

episode 5. 紫の上の願い

【超訳】若菜下(二)
源氏 47歳 紫の上 39歳
女三宮おんなさんのみや 21歳
明石御方あかしのおんかた 38歳 明石女御あかしのにょうご 19歳
夕霧 26歳 柏木 30歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

月の出が遅い夜だったみたいで庭の燈籠とうろうに火が灯されるの。
 女三宮を見ると気品高く柳のようだと源氏は植物に喩えるの。
 明石女御は美しく咲きこぼれる藤の花のよう。
 そして紫の上の美しさであたりが光り輝いていて、この人は桜に喩えてもまだ足りないくらいの素晴らしさだって思うんですって。
 明石の御方は聡明で品がよく、琵琶を抱えている姿が美しくて橘の木のようだって喩えたの。

夕霧もいつかの台風のときに見かけた紫の上がきっとさらに美しくなっていらっしゃるんだろうなぁと想像してドキドキ胸が高まるの。
「色恋がらみじゃなくて、いつか家族の一員としてお慕いしているとお伝えしたいなぁ」
 そんな風には想うんだけど、だからといって人から非難されるようなこと(紫の上に恋をする)をしようとは思わなかったのよ。

源氏に演奏の感想を求められた夕霧は「和琴(紫の上)が特に素晴らしい」って褒めちぎるの。源氏は明石の御方の琵琶以外は自分が教えたからねと自慢げだったから、女房たちはなんでもご自分のお手柄なのねって肘をつつきあって笑っていたみたいよ。
 その後も源氏が琴のことについて語ったり、受け持ちの楽器を交代したりして女楽の夜を皆が満喫したの。

 夕霧は帰り道でも紫の上の琴の演奏を思い返しては感激していたみたいね。自分の奥さんの雲居の雁はあんまり琴が得意ではないみたい。喜怒哀楽がはっきりしている天真爛漫な奥さんだったから、タイプの違う紫の上には強い憧れの気持ちがあったみたいね。

次の日に源氏は紫の上と昨夜の話をするの。夕霧がキミの演奏を褒めてくれたのが誇らしかったよって。紫の上が幼い頃は忙しくて教えてあげられなかったのにキミはやっぱりすばらしいとつくづく源氏は感心するの。そんな風に風流なことにも才能があって、その上最近は孫たちの面倒も見ていて奥さんとしてカンペキだって思うんだけど、完全な人ほど短命だなんて不吉なことを思ってしまうの。たくさんの女性と付き合ってきたけれどこれほどすべてを兼ね備えている人は他にいないって紫の上のことを想うの。

紫の上は今年は37歳で厄年でもあるし、源氏に出家したいって打ち明けるんだけど、許してもらえないの。
「キミみたいに素晴らしい女性ヒトに先に出家されたら俺は生きていけないよ」
「キミと仲良く暮らすこと以上のシアワセなんて俺にはないんだよ」
「俺がどれだけキミのことを愛しているかを見届けてよ」
 紫の上はまたそんなこと言って出家させてくれないのねと涙ぐむの。

お寺

To be continued ✈✈✈

 出家に関しては源氏がしたいと思っているけれど、紫の上など周りの人が気にかかるからとまだ行動に移していません。
 そこへ突然紫の上が「出家したい」と言ってきました。
 紫の上にしてみれば、同じ春の御殿に「正室」の女三宮がいますし、いずれは女三宮が六条院の女主人となるでしょうから自分はもう春の御殿から離れて後世のために仏門に入ろうと思ったのかもしれません。源氏は女三宮との結婚だけでなく、元カノの朧月夜とも復縁していますしね……。

 自分から離れていこうと(別れようと)されると源氏はがぜん焦ります。六条御息所のときもそうでした。
 紫の上の願いは叶えられないのでしょうか。

最愛の妻である紫の上の願ったこと
少しは彼女の気持ちを思いやってあげて……

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