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episode 2. 源氏の周りの人びと

2022-07-20chapter35-1第三十五帖,若菜下,女三宮,明石女御,冷泉帝,出家,紫の上,東宮,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋

Chapter 35-1.六条院の人びと

    源氏物語 第三十五帖 若菜下(一)

episode 2. 源氏の周りの人びと

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【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第三十四帖 若菜上(三)(Chapter 34-3)まで
  源氏の兄である朱雀院は出家の準備を始めますが、内親王(娘)の女三宮は母親を亡くしており後ろ盾がないので将来を心配しています。
 朱雀院は誰かに嫁がせようと考え、源氏に結婚を打診します。この結婚によって紫の上は絶望を味わいます。降嫁してきた女三宮は幼いばかりの姫宮で源氏は早くも結婚を後悔します。

 朱雀院の出家により妃であった朧月夜は実家に戻り、源氏は逢いに行きふたりは復縁します。ただでさえ女三宮との結婚で絶望していた紫の上は源氏からこのことを聞き泣いてしまいます。
 源氏は女三宮が幼いばかりの姫宮だったので、今まで以上に紫の上の素晴らしさに感じ入ります。

 懐妊した明石女御は自身の出生の事情を知りました。若宮が誕生し、願を果たした明石入道は山に分け入ります。

 女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っていたのですが、ハプニングが起きて女三宮のすがたを見てしまいます。ますます想いが募り恋の歌を贈ります。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし


GENJI Summary Part1-3 (玉鬘 ~ 真木柱)まとめ

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚


GENJI Summary Part1-4 (梅枝 ~ 藤裏葉)まとめ

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

本章です🎵

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 35-1 若菜下(一) 六条院の人びと

第三十五帖 若菜下(一)(Chapter 35-1)第一話(episode 1)まで
 女三宮への想いを抑えきれない柏木ですが、源氏を見ると「こんな気持ちでいてはいけない」と思いとどまります。そしてあのとき御簾を巻き上げた猫を手に入れて自宅でも猫とばかりじゃれています。

episode 2. 源氏の周りの人びと

【超訳】若菜下(一)
源氏 41~46歳 紫の上 33~38歳
女三宮おんなさんのみや 15~20歳
明石御方あかしのおんかた 32~37歳 明石女御あかしのにょうご 13~18歳
夕霧 20~25歳 柏木 25~30歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

そのころ髭黒の娘の真木柱まきのはしらと蛍兵部卿宮(源氏の弟、玉鬘を口説いていたヒト)が結婚したの。だけど、蛍兵部卿宮は亡くなった奥さんの面影を求めていて、真木柱が似ていないと判るとあんまり通ってくれなくなるんですって。髭黒も娘があまり幸せでないことを残念に思うのね。

そして4年ほどの年月が流れて冷泉帝が譲位するの。このとき冷泉帝が28歳、源氏が46歳。帝に即位してから18年が経っていたの。帝には帝位を譲る男の子がいなかったのでこれからは気楽に愛する人たちと暮らしたいっておっしゃるの。源氏は冷泉帝に跡継ぎ(男の子)が産まれなかったことを残念に思うの。冷泉帝が藤壺の宮との罪の子であるってヒミツはバレなかったけれど、えにしは繋がらない運命だったんだなってひとりでひっそり感慨にふけったんですって。

 そして冷泉帝の退位によって東宮さまが即位して明石女御の子が次の東宮になるの。太政大臣(元内大臣)も引退して、髭黒が右大臣に、夕霧が大納言に、柏木は中納言に昇進するの。

六条院では源氏が女三宮を大切に接しながらもやっぱり一番愛しているのは紫の上なのね。それに紫の上は女三宮とも仲良く交流しているみたい。それに紫の上はそろそろ自分もトシなので出家して尼になりたいわって源氏に話しはじめるの。

仏事

「冗談だろ? 俺が出家したいのにキミが心配でしていないんだよ?」
 源氏は紫の上の出家を認めたくないの。

明石女御さまは明石御方のことを本当の母親と敬っていて、その明石御方は謙虚に女御さまの後見役に徹している様子がとても立派なのよね。そのお母さんの明石の尼君は(ひ孫が春宮になったので)あまりの幸せにうれし泣きしているんですって。

To be continued ✈✈✈

 明石女御さまが産んだ若宮さまが春宮になりました。いずれ帝になるでしょう。
 明石御方は「帝のおばあさま」、明石の尼君は「帝のひいおばあちゃま」ですね。
 明石入道が夢見た「一族の繁栄」が叶いますね。
 明石御方や明石尼君は幼い姫君と離れ離れになりましたが、再会でき、孫やひ孫に恵まれます。


 一方紫の上は気にかかる子供もいないし、六条院の女主は正室の女三宮だからそろそろ出家したいわと源氏に打ち明けます。
 明石御方と紫の上が対照的ですね。

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