episode 2. 源氏の周りの人びと
GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋
Chapter 35-1.六条院の人びと
源氏物語 第三十五帖 若菜下(一)
episode 2. 源氏の周りの人びと
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter 35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十四帖 若菜上(三)(Chapter 34-3)まで
源氏の兄である朱雀院は出家の準備を始めますが、内親王(娘)の女三宮は母親を亡くしており後ろ盾がないので将来を心配しています。
朱雀院は誰かに嫁がせようと考え、源氏に結婚を打診します。この結婚によって紫の上は絶望を味わいます。降嫁してきた女三宮は幼いばかりの姫宮で源氏は早くも結婚を後悔します。
朱雀院の出家により妃であった朧月夜は実家に戻り、源氏は逢いに行きふたりは復縁します。ただでさえ女三宮との結婚で絶望していた紫の上は源氏からこのことを聞き泣いてしまいます。
源氏は女三宮が幼いばかりの姫宮だったので、今まで以上に紫の上の素晴らしさに感じ入ります。
懐妊した明石女御は自身の出生の事情を知りました。若宮が誕生し、願を果たした明石入道は山に分け入ります。
女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っていたのですが、ハプニングが起きて女三宮のすがたを見てしまいます。ますます想いが募り恋の歌を贈ります。
超ざっくり GENJI
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
本章です🎵
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十五帖 若菜下(一)(Chapter 35-1)第一話(episode 1)まで
女三宮への想いを抑えきれない柏木ですが、源氏を見ると「こんな気持ちでいてはいけない」と思いとどまります。そしてあのとき御簾を巻き上げた猫を手に入れて自宅でも猫とばかりじゃれています。
episode 2. 源氏の周りの人びと
【超訳】若菜下(一)
源氏 41~46歳 紫の上 33~38歳
女三宮 15~20歳
明石御方 32~37歳 明石女御 13~18歳
夕霧 20~25歳 柏木 25~30歳
明石女御さまが産んだ若宮さまが春宮になりました。いずれ帝になるでしょう。
明石御方は「帝のおばあさま」、明石の尼君は「帝のひいおばあちゃま」ですね。
明石入道が夢見た「一族の繁栄」が叶いますね。
明石御方や明石尼君は幼い姫君と離れ離れになりましたが、再会でき、孫やひ孫に恵まれます。
一方紫の上は気にかかる子供もいないし、六条院の女主は正室の女三宮だからそろそろ出家したいわと源氏に打ち明けます。
明石御方と紫の上が対照的ですね。
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