episode 10. 女三宮の妊娠
GENJI 【超訳】
Part Ⅱ 幾重にも広がる恋の水紋
Chapter 35-3.吹き荒れる嵐の六条院
源氏物語 第三十五帖 若菜下(三)
episode 10. 女三宮の妊娠
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【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter 35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十五帖 若菜下(二)(Chapter 35-2)まで
源氏が朱雀院の内親王である女三宮と結婚し、朧月夜と復縁したので、紫の上は深く傷つき絶望を覚えます。
また女三宮と結婚できなかった柏木はいまだに根に持っているのですが、偶然彼女のすがたを見てしまい、恋心を抑えられなくなっています。ただこんな気持ちではいけないとも考えもし、心の葛藤が続いているようです。
源氏は朱雀院の50歳の誕生日を女三宮に祝わせてあげようと企画しますが、朱雀院が女三宮の琴を楽しみにしていると聞き、特訓します。朱雀院の御前での本番の前に六条院でリハーサルを行うことにして、紫の上、明石御方、明石女御なども参加して女楽を催します。夕霧も参加して憧れの紫の上の琴の演奏に聴き惚れます。
紫の上は女楽のあとに源氏に出家を願い出ます。けれども源氏は「俺を見捨てないで」と認めません。他の女性を引き合いに出していかに紫の上が素晴らしいか伝えます。そんな折に紫の上が倒れてしまいます。源氏は必死に看病しますが回復しません。朱雀院の御賀(お祝い)も延期になってしまいます。
超ざっくり GENJI
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
本章です🎵
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十五帖 若菜下(三)(Chapter 35-3)第三話(episode 9)まで
女三宮の様子がおかしいと聞いた源氏が女三宮を訪ねているときに紫の上が亡くなったと知らせが入ります。紫の上の元へ急行した源氏は僧侶たちに加地祈祷を命じます。すると物の怪が現れて紫の上は息を吹き返します。物の怪は六条御息所の怨霊でした。
episode 10. 女三宮の妊娠
【超訳】若菜下(三)
源氏 47歳 紫の上 39歳
女三宮 21歳
明石御方 38歳 明石女御 19歳
夕霧 26歳 柏木 30歳
~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 藻塩垂れしも たれならなくに ~
(出家したなんて聞いてスルーもできないじゃん。俺はキミの為に須磨をさすらったんだよ?)
~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 明石の浦に いさりせし君 ~
(どうしてアタシより出家が遅れちゃったのかしらね? アタシの為に明石にまで行ってくれたあなたなのにね)
最初に女三宮と密通してしまったあと「源氏にバレたらどうしよう」と恐れおののきます。
それなのに源氏が紫の上の看病で二条院にいることをいいことに何度も女三宮と逢瀬を重ね、女三宮は妊娠してしまいました。
そしてあれほど恐れていた源氏に知られてしまいました。
源氏物語の特徴 物語のリフレイン
設定や人物を代えて同じ事象が繰り返されます。
topics 30 略奪のリフレイン
🖌Genji Waka Collection
~ あまの世を よそに聞かめや 須磨の浦に 藻塩垂れしも たれならなくに ~
朧月夜の出家を知った六条院(源氏)が贈った最後の恋の歌
~ あま船に いかがは思ひ おくれけん 明石の浦に いさりせし君 ~
朧月夜が源氏に贈った最後の恋の歌
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