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chara-book 7. 愛しすぎた気高い胡蝶蘭

2022-04-30GENJI キャラクターファンブックキャラクターファンブック,和歌,六条御息所,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【別冊】

GENJI essay

Character fan book vol.7

愛しすぎた気高い胡蝶蘭Noble Phalaenopsis orchid
that I loved too much
ROKUJO-no-MIYASUNNDOKORO

Let’s enjoy GENJI world comfortably.

Welcome to SenmojiGenji World!!

GENJI 【別冊】GENJI エッセイ

 千年語り継がれる不朽の名作『源氏物語』も実はツッコミどころ満載!?
 源氏物語を【超訳】しながら感じた管理人の個人的な雑感エッセイです。シロウトの感想なので偏った見方をしているかもしれません。


 古典を専門には学んでいないイチ源氏物語ファンの書く軽いタッチのハンドブックです。よかったらご覧になってください。史実、原作と異なる等、明らかな間違いはご指摘いただきたいのですが、基本的にはゆるく、広いお心でお読みいただければと思います。
 お歴々の源氏物語を研究されている方々、現代語訳をなさっている皆様、源氏物語ファンの皆様方、それから紫式部サマ、どうか怒らないでください。お願いします。

 本章はキャラクターファンブックです。
 源氏物語の登場人物をひとりずつフォーカスします。
 キャラクターのプロフィールや代表的なエピソード、印象的な和歌などを紹介します。
 エピソードや関連するエッセイなどへのリンクも貼ったので利用してください。

「推しキャラ💕」を見つけてくださいね。
 楽しい源氏ワールドトリップを。

fan book vol.7 愛しすぎた気高い胡蝶蘭
     ~ ROKUJO-no-MIYASUNNDOKORO ~

✈✈✈ Let’ go to GENJI world ✈✈✈

「キャラクターファンブック」も7冊目です。
これもある愛のカタチ

六条御息所

ROKUJO-no-MIYASUNNDOKORO

高貴な年上未亡人カノジョ

教養高く趣味もハイセンス
宮中の高嶺の花
高度な恋のかけひき
あまりにも深い愛は憎悪へと……

「年下の煌びやかなカレ」からの熱烈なアプローチに堕ちてしまったセレブ未亡人。やがてカレの周囲の女性への嫉妬心が憎悪へと変わっていきます。

六条御息所 プロフィール

役職 身分
position
status
元春宮妃
夫、恋人
partner
前春宮さきのとうぐう 源氏
子供
children
秋好中宮
特徴
characteristic
美しく気品高く、教養知性も高く、高貴な貴婦人で宮中でも評判が高い
性格
personality
源氏より8歳年上であることがコンプレックス。源氏の周囲の女性を猛烈に嫉妬する。

六条御息所リンク集

源氏が十代の青年の頃に付き合い始めた年上のセレブ未亡人。初登場は第四帖【夕顔】です。その後第十四帖【澪標】で亡くなりますが、第三十五帖【若菜下】や第三十六帖【柏木】では怨霊となって登場します。 代表的なエピソードや和歌、なりきりキャラクターSTORY などのリンク集です。

20代~30代前半

交際、耽溺、執着

~ 暁の 別れはいつも 露けきを 
       こは世にしらぬ 秋の空かな ~
(明け方の別れはいつも寂しいけれど、
今朝の別れは一番泣ける秋の空だね)
  源氏宰相大将  

~ 暁の 別れはいつも 露けきを 
   こは世にしらぬ 秋の空かな ~
(明け方の別れはいつも寂しいけれど、
今朝の別れは一番泣ける秋の空だね)
  源氏宰相大将  

~ 大方おほかたの 秋の別れも 悲しきに 
       鳴くな添へそ 野辺の松虫 ~
(ただでさえ秋の別れは悲しいものなのに、
松の虫よ、さらに悲しませないで)
  六条御息所ろくじょうのみやすんどころ

~ 大方おほかたの 秋の別れも 悲しきに 
   鳴くな添へそ 野辺の松虫 ~
(ただでさえ秋の別れは悲しいものなのに、
松の虫よ、さらに悲しませないで)
  六条御息所ろくじょうのみやすんどころ

第四帖【夕顔】で突然「その頃六条御息所と付き合っていて……」と始まり、どのように出逢ったか、付き合い始めたのかは書かれていません。亡くなった前春宮さきのとうぐうのお妃で未亡人。源氏にしてみれば8歳年上のハイセンスなお姉さまカノジョ。文や和歌のやりとりもデートもオトナなカノジョに釣り合うようにと背伸びして付き合っていたかもしれません。そしてそんな気の張る付き合いに源氏は疲れます。

 源氏が自分のところにあまり通ってこなくなり、六条御息所は源氏の周りの女君たちに嫉妬するようになります。その中でも猛烈に嫉妬したのが正室の葵の上。彼女を怨むあまり生霊となって葵の上を苦しめ、死なしてしまいます。自身の所業を恐れた六条御息所は源氏と別れ、娘と一緒に伊勢に下る決断をします。

30代後半

出家、遺言

朱雀帝の御代が終わり、六条御息所の娘は伊勢斎宮の職を解かれ六条御息所は娘と一緒に京に戻ってきます。六条御息所は病気で出家をします。訪ねてきた源氏に娘のことを頼みますが、「絶対に手は出さないで」と忠告します。その後六条御息所は亡くなります。
 源氏は娘を養女にして実の子である冷泉帝に入内させます。のちに秋好中宮と呼ばれるようになります。

没後

愛憎、憑依、怨念

~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
       そらおぼれする 君は君なり ~
(わたくしはこんな変わり果てた姿になってしまったけれど、
知らぬふりをするあなたは変わらないわね)

  六条御息所

~ わが身こそ あらぬさまなれ それながら 
   そらおぼれする 君は君なり ~
(わたくしはこんな変わり果てた姿になってしまったけれど、
知らぬふりをするあなたは変わらないわね)

  六条御息所

六条御息所はすでに亡くなっていますが(第十四帖【澪標】)、成仏していなかったようでまた源氏の妻たちに憑りつきます。源氏の最愛の妻である紫の上を死なせようとし、次は正室の女三宮を出家させました。

 源氏に「紫の上や女三宮に憑りついていたのはわたくし」と正体を明かした六条御息所は気が済んだのか、「今は帰りなむ(もう帰るわ)」と源氏に告げています。

六条御息所リンク集でした。

kocho-ran

貴婦人としての誇り

妖艶な美しさ

源氏をオトナの男性にした女性ひと

愛して愛しぬいて

(※管理人の偏見です)

 強烈に源氏を愛した人でした。
 その愛が嫉妬、憎悪へと増長し、生霊となってしまい自身でも制御できなくなってしまいました。
 その恐ろしさが目立ちますが、この人ほど「愛に苦悩した」人はいないかもしれません。

 次回のキャラクターファンブックは深紅の薔薇のような美女。
 わたしは「オンナ版源氏くん」だと思っています。

To be continued ✈✈✈

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