topics 7. だからいわんこっちゃない
GENJI 【別冊】
GENJI essay
topics 7
だからいわんこっちゃない
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GENJI 【別冊】GENJI エッセイ
千年語り継がれる不朽の名作『源氏物語』も実はツッコミどころ満載!?
源氏物語を【超訳】しながら感じた管理人の個人的な雑感エッセイです。シロウトの感想なので偏った見方をしているかもしれません。
古典を専門には学んでいないイチ源氏物語ファンの書く軽いタッチのハンドブックです。よかったらご覧になってください。史実、原作と異なる等、明らかな間違いはご指摘いただきたいのですが、基本的にはゆるく、広いお心でお読みいただければと思います。
お歴々の源氏物語を研究されている方々、現代語訳をなさっている皆様、源氏物語ファンの皆様方、それから紫式部サマ、どうか怒らないでください。お願いします。
本章はGENJI topics です。
源氏物語のエピソードにまつわる管理人の雑感エッセイです。
あくまでも管理人の独断と偏見エッセイです。ゆる~く眺めてやってください。皆さまのまなじりが一瞬でも下がったり、口角が数ミリ上がったり、クスクス笑いのひとつでも漏れたのなら、管理人の望外の喜びとなります。
topics 7. だからいわんこっちゃない
第十帖賢木(Chapter10. 別れ、別れ、それから密会)に寄せて
~ 神垣は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊ぞ ~
(わたくしがここにいるなんて目印もないのにどうしてそんなもの(色が変わらないもの)を間違えて持ってきたのかしらね?)
~ 少女子が あたりと思へば 榊葉の 香をなつかしみ とめてこそ折れ ~
(斎宮となられるあなたのお嬢さんがいらっしゃるからね。だから懐かしくなって逢いに来たんだけど)
~ 暁の 別れはいつも 露けきを こは世にしらぬ 秋の空かな ~
(明け方の別れはいつも寂しいけれど、今朝の別れは一番泣ける秋の空だね)
~ 大方の 秋の別れも 悲しきに 鳴く音な添へそ 野辺の松虫 ~
(ただでさえ秋の別れは悲しいものなのに、松の虫よ、さらに悲しませないで)
~ ふりすてて 今日は行くとも 鈴鹿川 八十瀬の波に 袖は濡れじや ~
(俺を捨てて行っちゃうけど、鈴鹿川を渡るときに泣いちゃったりしませんか?)
~ 鈴鹿川 八十瀬の波に 濡れ濡れず 伊勢までたれか 思ひおこせん ~
(鈴鹿でわたくしが泣いたかどうかなんて、一体誰が思い出すんでしょうね)
~ 行くかたを ながめもやらん この秋は 逢坂山を 霧な隔てそ ~
(あなたが行ってしまった方を眺めているよ。(逢いたい人に逢うという)逢坂山を霧で隠したりするなよな)
🖌Genji Waka Collection
~ 神垣は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊ぞ ~
六条御息所が訪ねてきた源氏宰相大将に返した歌
~ 少女子が あたりと思へば 榊葉の 香をなつかしみ とめてこそ折れ ~
六条御息所の返歌に応えた歌
~ 暁の 別れはいつも 露けきを こは世にしらぬ 秋の空かな ~
最後の夜を過ごした夜明けの別れに源氏宰相大将が詠んだ歌
~ 大方の 秋の別れも 悲しきに 鳴く音な添へそ 野辺の松虫 ~
六条御息所が別れの朝に動揺して詠んだ歌
~ ふりすてて 今日は行くとも 鈴鹿川 八十瀬の波に 袖は濡れじや ~
源氏宰相大将が伊勢に旅立つ六条御息所に贈った歌
~ 鈴鹿川 八十瀬の波に 濡れ濡れず 伊勢までたれか 思ひおこせん ~
伊勢に旅立つ六条御息所が源氏宰相大将に返した歌
~ 行くかたを ながめもやらん この秋は 逢坂山を 霧な隔てそ ~
去ってしまった六条御息所を想って源氏宰相大将が詠んだ歌
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