topics 12. 永遠のライバル? 最高の親友?
2022-01-09GENJI topics Part1-2第十八帖,松風,明石の姫君,源氏topics,紫の上,明石の君,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳
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GENJI 【別冊】GENJI エッセイ
本章はGENJI topics です。
源氏物語のエピソードにまつわる管理人の雑感エッセイです。
あくまでも管理人の独断と偏見エッセイです。ゆる~く眺めてやってください。皆さまのまなじりが一瞬でも下がったり、口角が数ミリ上がったり、クスクス笑いのひとつでも漏れたのなら、管理人の望外の喜びとなります。
topics 12. 永遠のライバル? 最高の親友?
第十八帖関屋(Chapter18 ふたりの女性と娘のこと)に寄せて
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いよいよ明石の君が京にやってきます。可愛い娘ちゃんを連れて。占いどおりならこの娘ちゃんが妃になる。それなら母親の身分は高い方がいい。明石の君の身分を上げることはできないから身分の高い紫の上を養母にしようと源氏は考えるのね。
いかにも男子的な思考よね。平安時代の女子もそれがいいわねって思うのかしら? 現代では理解しがたい思考よね。
産んだ子供を育てられない、成長を見守れない。そんなツラいことあるかしら。
他の女性が産んだ子供を育てる。愛するオットのためとはいえ穏やかに引き受けられるかしら。
「明石ちゃんが産んだ子なんだけどさ、育ててくんない?」
まさか、こんなチャラくは言ってないとは思いますが、どの面下げて源氏は紫の上に頼んだのでしょうね?
紫の上も子供好きだから快く引き受けたって……、そんなもんですか?
そして姫君を引き取ったあとでこんなにも愛おしいものを私はあの人(明石の君)から奪ってしまったんだわと気づき、源氏が明石の君のところに通うのを大目に見るようになるんですって。……、そんなもんですか?
「だいじょぶ、だいじょぶ。紫ちゃん、スンゲー子供好きだから」
私は田舎娘でいずれは捨てられるんだからどうか放っておいて、と源氏を拒んだ明石の君を無理に口説いて娘ちゃんまで産んでもらったクセに、今度は身分が低いから自分の奥さんに育てさせるって、いったいどんな思考回路よ?
「あ、ホントにぃ? だったらお願いしちゃおっかな〜♬」
言うか、アホ。
今とは違う社会だってわかってますよ?
でもねぇ、人の想いなんてそうは変わらないとも思うのです。
好きな人との子供を育てたい。成長を見守りたい。
一夫多妻だろうがなんだろうが、誰もがそう思うはず。でもそれさえ叶わない社会もあるんだなぁと思ってしまいます。
この後、明石の姫君は紫の上に育てられ、源氏の一人娘として東宮(皇太子)に嫁ぎ、皇子・皇女を産み、中宮(皇后)となります。紫の上は自分の子どもでない姫君を可愛がり、女性としてのしつけを完璧にして、非の打ち所のない姫君へと育て上げます。
Matcha
roll cake
東宮に入内(お嫁入り)するときに紫の上は姫君を明石の御方(明石の君)に返します。自分は宮中までついていけないので、お嫁入りのあとのお世話を明石の御方にお任せするということにして。明石の御方も姫君の実の母という身分を隠して表向きは姫君の女房という形で娘に再会します。
このときに紫の上と明石の御方は初めて対面します。愛する源氏が自分以外に愛している人。お互い気になって仕方がなかった人。そして対面してお互いの美しさやすばらしさに感心するんですって。
Matcha
Donuts
なんかねぇ。いくら一夫多妻が認められているからってダンナのオクサン(アイジン?)に会うんですよ。それで会ってみればすっごいステキな方だったから
「これじゃダンナも落ちるわね」
って納得するって……。んで
「あなたみたいなステキな方が競争相手で嬉しいわ」
って……。
なんかねぇ……。
そんなものでしょうか。
まったく理解もできないし、共感もありません。
平安時代って……、タイヘンだ。いったい何が「平安」なんだろう?
To be continued ✈✈✈
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