topics 20. 心のオアシス エバーグリーンな彼女
2022-01-09GENJI topics Part1-3エバーグリーン,癒し,蛍,第二十五帖,第十一帖,花散里,源氏topics,和歌一覧,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳
GENJI 【別冊】
GENJI essay
topics 20
Let’s enjoy GENJI world comfortably.
Welcome to SenmojiGenji World!!
GENJI 【別冊】GENJI エッセイ
本章はGENJI topics です。
源氏物語のエピソードにまつわる管理人の雑感エッセイです。
あくまでも管理人の独断と偏見エッセイです。ゆる~く眺めてやってください。皆さまのまなじりが一瞬でも下がったり、口角が数ミリ上がったり、クスクス笑いのひとつでも漏れたのなら、管理人の望外の喜びとなります。
topics 20. 心のオアシス エバーグリーンな彼女
第十一帖花散里(Chapter11 ココロ安らぐ里)に寄せて
第二十五帖蛍(Chapter25 恋多き父と一途な息子)に寄せて
✈✈✈ Let’ go to GENJI world ✈✈✈
性格美人
ココロが癒される
気取らず素の自分でいさせてくれる
一緒にいてホッと安心できる存在
ワタシが抱く花散里の君のイメージです。漫画「あさきゆめみし」では少しぽっちゃりさんに描かれています。参考文献には太っている記述はなかったと思うんですけれど、大らかな性格を表しているのかもしれませんね。ワタシの「花散ちゃんイメージ」も「あさきゆめみし」によるところが大きいかなと思います。
nerikiri
美人さんではないから、ぱっと見源氏とは釣り合わないようなカンジ。
花散里に初めて会った夕霧はそう思いました。けれども優しく接してくれる花散里お母さんを知るにつれて、「こんなに優しいヒトと結婚するのもいいかもな」と思うようになります。
源氏も他の女子とは違う「居心地のよさ」を感じていたんじゃないかな。他の恋人たちのことを詮索したり嫉妬したりもしない。デートの回数も多くないけれど、そのことも責めたりしない。源氏にしてみれば甘えたい放題ですよね。
年を重ねて長い付き合いになっても花散里の穏やかさは変わらず、いつでも源氏を癒してあげるので、源氏も心はいつでも繋がっているし、キミと別れることなんて有り得ないよね、と改めて思います。
超絶イケメンの源氏くんのめくるめく恋物語を描くなら、お相手の女子も超絶美女を並べたくなるものです。藤壺の宮、紫の上、六条御息所、朧月夜の君、明石の君などの「美女軍団」がそんな存在かしら?
そしてある意味特徴的な容姿の末摘花サンは別格として、「癒しの存在」として描かれるのが夕顔や花散里だと思います。
O-Sencha
美女との恋はトキメキもするけれど、駆け引きをしたり、背伸びをしたりと源氏自身も「自分を盛って」いると思います。
そこへいくと「癒し」のカノジョとの恋では源氏は「素」のままで相手に接しているんじゃないかなって感じます。
夕顔は早くに亡くなってしまうので、源氏がココロからリラックスできる存在だったのが花散里さん。彼女、源氏が少年の頃からのお付き合いだから恐らく一番長い期間源氏と関わっていたヒトだと思います。一緒にいた時間でいえば紫の上にかなわないかもしれないけれど、物理的に離れていても心情的に寄り添っていたのは花散里なんじゃないかなって思えます。
しょっちゅうは逢わないけれど、逢えばいつでも受け入れてくれる。源氏のすべてを理解してあげる。他に奥さんや愛人がいることを咎めたりしないどころか、地味なワタシのことを忘れないでいてくれてありがとう、と言える思考回路。
源ちゃんにとって、(男性にとって?)理想だと思いませんか?
若いうちは綺麗な女子と付き合いたい、ナイスバディなおねえさんがいいなんて思うかもしれませんけれど、長く一緒にいるなら自分が自然体でいられて、「居心地のよい」人に側にいてほしいと思いませんか?
手の届かない藤壺の宮への苦しい恋をしていた少年源氏
セレブ六条御息所とのオトナな恋に背伸びをしていた青年源氏
兄の婚約者の朧月夜とのスリリングな恋をしていたやんちゃ源氏
最愛のツマの紫の上と最高のカノジョの明石の君との板挟みになる二枚舌源氏
こんなとき、花散里ちゃんがきっと源氏のささくれだったココロを癒してあげてたんじゃないかな。
ドキドキときめく恋とふんわり温かな癒しの恋
これぞ一夫多妻制のなせる業とでもいうのでしょうか。
でも花散里ちゃんを奥さんにした源氏は「いいヤツ」なんじゃないかと思えるのです。
そして花散里ちゃんを頼りにして、夕霧や玉鬘の母親代わりもお願いして六条院の夏の御殿主にもなってもらいました。
Bamboo tube
Yo-kan
夕霧の母親代わりについては、自分がお父さんの妃の藤壺の宮を好きになってしまったから同じようになってもらっては困る源氏は、夕霧を紫の上に絶対に近づけたくなかったっていう経緯があるんですけれどね。
そこで彼女なら大丈夫だろうって考えで源氏は花散里に夕霧の母親代わりを頼むのだとしたら、それはそれでちょっぴり花散ちゃんに失礼なんじゃないの? 源ちゃん、ともワタシは思ったりするんですけれどね。
とにもかくにも波乱万丈の源氏くんの人生のココロのオアシス。嫉妬や怨念渦巻く恋物語の凪いだ湖。橘の花の香りのする源ちゃんのエバーグリーン、花散里の君。
光り輝く源氏の煌めき具合とは違うお日さまの陽ざしのような温かさと明るさ。
物語でもホッとできる存在の彼女がワタシは大好きです。
Kintaro Candy To be continued ✈✈✈
小倉百人一首も【超訳】しています。
話し言葉でお気軽 OGURA
よかったら遊びにきてください。
初心者向けのwebサイト作成&学習備忘録ブログを運営しています。
ブログ作りに関心がある方は遊びにいらしてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません