episode 3. 父の死
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 10.別れ、別れ、それから密会
源氏物語 第十帖 賢木
episode 3. 父の死
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter 10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第九帖 葵(Chapter 9)まで
源氏の正室の葵の上と恋人の六条御息所の家来同士が乱闘騒ぎを起こします。恥をかかされた御息所は葵の上に猛烈な嫉妬心と怨恨を抱きます。葵の上は源氏の子を出産した直後に御息所の生霊にとらわれ亡くなってしまいます。
その後、源氏は紫の君と正式に結婚し、彼女は紫の上と呼ばれるようになります。朧月夜の君は源氏を想っていますが、朱雀帝への入内(お妃になる)の準備が進みます。
超ざっくり GENJI
光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴
本章です🎵
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第十帖 賢木(Chapter 10)第二話(episode 2)まで
別れを決意した六条御息所を引き留めようと源氏が訪ねますが、復縁ではなくふたりは関係を終わらせます。別れの朝にふたりは歌を詠み交わしました。
episode3. 父の死
第十帖【賢木】
源氏 23~25歳 紫の上 15歳~17歳
藤壺中宮 28~30歳
六条御息所 30~32歳
朱雀帝の母である弘徽殿大后は妹の朧月夜を帝の妃の中で位の高い「女御」として入内させるつもりでしたが、朧月夜が源氏と付き合っていることが知られているので、位を下げて「尚侍」として後宮入りさせました。
本来「尚侍」は帝と臣下の文書や命令を仲介する役職でしたが(奈良時代)、平安時代になると後宮で女御、更衣の次の位とされ、取次などの業務は「典侍」が担当するようになったようです。
~ 逢ふことの 難きを今日に 限らずは なほ幾代をか 歎きつつ経ん ~
(これからもう逢えないんなら何度生まれ変わっても嘆き続けるよ)
~ 長き世の 恨みを人に 残しても かつは心を あだとしらなん ~
(永遠にわたしを恨むなんて言っても、心変わりもあるかもしれないわ)
桐壺院がお亡くなりになりひとつの時代が終わります。そして藤壺の宮さまにまた告白しましたが、拒絶されてしまいました。男女の関係は受け入れられないけれど、東宮の後見人としての源氏の助けが必要な宮さまは自分が出家することを選ぶようですね。
出家は尼になることで仏門に入ることになります。恋愛関係を結ぶことはできません。
🖌Genji Waka Collection
~ 逢ふことの 難きを今日に 限らずは なほ幾代をか 歎きつつ経ん ~
源氏宰相大将が藤壺中宮に贈った歌
~ 長き世の 恨みを人に 残しても かつは心を あだとしらなん ~
源氏を拒む藤壺中宮が源氏宰相大将に贈った歌
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