episode 2. ふたりの想い出
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 16.逢えなくても好き
源氏物語 第十六帖 関屋
episode 2. ふたりの想い出
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter 16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第十五帖 蓬生(Chapter 15)まで
京に戻った源氏は復職し、朱雀帝が譲位して冷泉帝が即位します。
謹慎生活中に出会った明石の君は姫君を出産します。
末摘花は屋敷が荒れ果てようと一途に源氏を待ち続けていました。末摘花のことを忘れていた源氏は彼女の健気さに感激し、二条院の東の院に呼びよせました。
超ざっくり GENJI
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
本章です🎵
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第十六帖 関屋(Chapter 16)第一話(episode 1)まで
逢坂の関で源氏は空蝉とすれ違います。源氏は懐かしくなり、空蝉の弟に声をかけます。自分のことを覚えていてくれた源氏のことを空蝉も嬉しく思います。
episode 2. ふたりの想い出
第十六帖【関屋】
源氏 29歳
~ わくらはに 行き逢ふみちを 頼みしも なほかひなしや 塩ならぬ梅 ~
(逢坂の関で偶然キミに逢えたらどんなにいいかって思うけど、やっぱ会えないよね)
~ 逢坂の 関やいかなる 関なれば 繁きなげきの 中を分くらん ~
(逢坂の関なんて名前のここだけれど、あなたとは会えなくて嘆いているの)
第十六帖 関屋
Chapter16 逢えなくても好き
episode1. 逢坂の関にて
episode2. ふたりの想い出
逢坂の関は京に通じる関所です。「逢坂」の地名が「逢ふ」と掛詞になることから恋の歌によく使われるようです。
そんな「恋歌」の名所に同時に訪れた源氏と空蝉。
源氏としては「運命じゃん!」と盛り上がる様子が想像できますね。
え? 源氏の運命はいくつあるんだ? って?
……、それな。
🖌Genji Waka Collection
~ わくらはに 行き逢ふみちを 頼みしも なほかひなしや 塩ならぬ梅 ~
源氏内大臣が空蝉を懐かしんで贈った歌
~ 逢坂の 関やいかなる 関なれば 繁きなげきの 中を分くらん ~
空蝉が源氏内大臣に返した歌
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