episode 2. 源氏 VS 頭中将
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 17.世界にひとつだけの
源氏物語 第十七帖 絵合
episode 2. 源氏 VS 頭中将
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter 17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第十六帖 関屋(Chapter 16)まで
京に戻った源氏は復職し、朱雀帝が譲位して冷泉帝が即位します。
謹慎生活中に出会った明石の君は姫君を出産します。
若いころに一夜だけ共に過ごした空蝉と逢坂の関ですれ違います。お互い今も想っていますが、文をやりとりするだけにとどめます。しばらくして空蝉の夫が亡くなり、彼女は出家しました。
超ざっくり GENJI
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
本章です🎵
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第十七帖 絵合(Chapter 17)第一話(episode 1)まで
六条御息所の娘が冷泉帝に入内して、梅壺女御と呼ばれるようになります。頭中将の娘も新弘徽殿女御として入内しています。
episode 2. 源氏 VS 頭中将
第十七帖【絵合】
源氏 31歳 紫の上 23歳
女院(藤壺の宮) 36歳 冷泉帝 13歳
秋好(梅壺女御) 22歳
新弘徽殿女御 14歳
~ ひとりゐて 嘆きしよりは 海人のすむ かたをかくてぞ 見るべかりける ~
(ひとりで京で泣いているよりはこの須磨の海人の住むあたりを絵でもいいから見たかったわ)
~ うきめ見し そのをりよりは 今日はまた 過ぎにし方に 帰る涙か ~
(辛い思いをしたあの頃よりも、今日の方があの頃を思い出して泣けてくるね)
最初は親友でライバルだった源氏と頭中将ですが、年をとって重要な役職にお互いつくと相手よりも上を目指すようになります。今でいうマウンティングでしょうか。それは自分の役職もそうですし、娘のポジションも相手を上回りたい。
どちらも十分に出世しているし、周りの評価も高いんですけれどね。
🖌Genji Waka Collection
~ ひとりゐて 嘆きしよりは 海人のすむ かたをかくてぞ 見るべかりける ~
紫の上がこんな寂しいところにいらしたのねと源氏の須磨暮らしを思って詠んだ歌
~ うきめ見し そのをりよりは 今日はまた 過ぎにし方に 帰る涙か ~
源氏内大臣が須磨にいたときのことを思い出して詠んだ歌
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