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episode 1. 美貌の帝

2022-07-21chapter29第二十九帖,行幸,玉鬘十帖,玉鬘,冷泉帝,紫の上,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻

Chapter 29.ふたりのお父さん

    源氏物語 第二十九帖 行幸みゆき

episode 1. 美貌の帝

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源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第二十八帖 野分(Chapter 28)まで
 秋になり六条院に野分のわき(台風)が近づいてきます。夕霧は偶然紫の上を垣間見かいまみてしまい、あまりの美しさに衝撃を受けます。また源氏と玉鬘たまかずらの親子とは思えない様子も見てしまい動揺してしまいます。
 雲居の雁にもお見舞いの歌を贈りますが、逢えない関係が続いています。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし

本章です🎵

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

Chapter 29. ふたりのお父さん
 episode 1. 美貌の帝

【超訳】行幸みゆき 玉鬘たまかずら十帖
源氏 36~37歳 紫の上 28~29歳
玉鬘たまかずら 22~23歳 夕霧 15~16歳
冷泉帝 18~19歳 
髭黒大将ひげくろのたいしょう 31~32歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

あいかわらず源氏は玉鬘を溺愛していて、紫の上が心配している通りになるかもしれないの。でもそうなると玉鬘の実のお父さんの内大臣から仰々しくお婿さん扱いされるのもゾッとするよなって思って源氏は玉鬘と恋人関係になるのを抑えているみたい。

 12月になって冷泉帝の行幸みゆき(お出かけ)があったの。みんなその行列を見ようと町は大騒ぎなの。玉鬘も見物に行っているの。親王がたや大臣たちも勢ぞろいで随身たちの装束もおしゃれで見事な行列なの。

冷泉帝がお通りになると、その美しいお姿に玉鬘は見惚れちゃうの。本当のお父さんの内大臣や兄弟も通ったんだけど、帝のインパクトが強すぎてあんまり覚えていないみたい。冷泉帝はなんとなく源氏に似ているみたいだけれど、源氏以上に厳かな雰囲気の方だわって玉鬘は思ったみたい。普段源氏や夕霧を見ていて貴族の男子はみんなキレイだと思っていたんだけれど、帝の美しさはこの世のものとは思えないほどみたいね。他にも髭黒大将ひげくろのたいしょうは色が黒くて髭が濃くてビジュアルがよくないし、高級官僚も通ったんだけれど、美貌の帝を見たあとでは誰も印象に残らなかったみたいね。

行幸
帝の行列

次の日に源氏は「素敵な帝を見て、宮仕えしたくなったんじゃない?」と手紙を送るの。玉鬘は思っていたことを見透かされちゃった気分になるの。実は最近源氏は玉鬘に宮仕え(宮中で女官として働くこと)を考え始めていたのね。後宮を取り仕切る尚侍ないしのかみという役職で、帝のご寵愛を受ける可能性もあるのね。(朧月夜尚侍は朱雀帝の寵妃だったわね)玉鬘は帝の寵愛を受けるというのではなく、お仕事として宮中に上がるのはいいことかもしれないって思ったみたい。 

~ うちきらし 朝曇りせし みゆきには さやかに空の 光やは見し ~

(雪がちらついてたので、はっきりと帝の御顔はみられませんでしたので(宮仕えは)決められません)

源氏の提案に玉鬘は歌で答えるの。源氏は紫の上と一緒にその歌を読んで、紫の上にも玉鬘を尚侍にしようとしていることを話すの。
「秋好中宮さまが養女だし、新弘徽殿女御さまは内大臣のお子様だから玉鬘を女御(お妃)としては出せないけれど尚侍ならね。若い女子が帝の顔を見たらその気になると思ったんだけどな」

~ あかねさす 光は空に 曇らぬを などてみゆきを 目をきらしけん ~

(帝の美しさは光り輝いているのにどうしてちゃんと見なかったの?)

「気持ちを決めるといいよ」
 源氏はそんな風に話を進めたいみたいね。

To be continued ✈✈✈

 自分の恋人(愛人)にするのはやっぱり世間体もよくないと思ったのか源氏は玉鬘を宮中に就職させようと考えます。美しい冷泉帝を見たらきっと宮中に行きたくなるだろうと思い、源氏は玉鬘に行列を見物させました。
「あまりはっきりとお姿は見られませんでした」
 本当は玉鬘は冷泉帝の姿を見ていて「この世のものとは思えない美しさ」と思っています。
 けれども「とても素敵でした」と答えるのははしたないとされています。玉鬘の返事(歌)はとても礼節にかなっているのです。

 それにしても、この世のものとは思えない美貌のイケメン帝さま。どんなお顔なのか気になりますね。

🖌Genji Waka Collection

~ うちきらし 朝曇りせし みゆきには さやかに空の 光やは見し ~

本当は冷泉帝の姿を見たのに上手にはぐらかした玉鬘の歌

~ あかねさす 光は空に 曇らぬを などてみゆきを 目をきらしけん ~

「尚侍のこと考えてみたら?」と源氏大臣が玉鬘に贈った歌

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