episode 2.空蝉のこころ
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 3.つかみどころのないカノジョ
源氏物語 第三帖 空蝉
episode 2. 空蝉のこころ
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter 3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第二帖 帚木(Chapter 2)まで
桐壺帝と桐壺更衣のあいだに産まれた若君は成人して臣下に下り「光る源氏の君」と呼ばれるようになります。
仲間たちが「付き合うなら中流階級の女子がいいよな」と話していましたが、源氏はまさにそんな中流階級の女性と出逢い一夜を過ごします。
超ざっくり GENJI
光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴
本章です🎵
(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三帖 空蝉(Chapter 3)第一話(episode 1)まで
空蝉ともう一度逢いたい源氏は、空蝉の弟に協力してもらい空蝉のところに忍び込みます。けれども源氏に気づいた空蝉は衣だけを残して立ち去ってしまいます。
episode2. 空蝉のこころ
第三帖【空蝉】
源氏 17歳
~ 空蝉の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな ~
(キミは蝉が殻をぬけるように小袿だけを残していったけど、それでもキミのことが懐かしいんだ、恋しいんだよ、忘れられないんだ)
彼女が立ち去るときに衣装を残していったので「まるでセミの抜け殻みたいだ」と源氏が感じたところから彼女を「空蝉」と呼ぶようになったみたいです。この巻のタイトルにもなりました。
この時代お互い名前を呼びあったりはしません。原作『源氏物語』でも主語は「君」や「女」などで、読み手が「源氏のことだな」「伊予の守の妻のことね」と推測しなければなりません。それではわかりにくいので訳者の方たちが主語が誰の事を指しているのか明記し、この「女」は「空蝉」のことだよと名前をつけてくれました。
~ うつせみの 羽に置く露の 木隠れて 忍び忍びに 濡るる袖かな ~
(本当の気持ちは誰にも言えないわ。わたしもひそかに、涙で袖を濡らしているなんて)
第三帖 空蝉
Chapter3 つかみどころのないカノジョ
episode1. もう一度逢いたい
episode2. 空蝉のこころ
🖌Genji Waka Collection
~ 空蝉の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな ~
源氏宰相中将が空蝉を想いつぶやいた歌
~ うつせみの 羽に置く露の 木隠れて 忍び忍びに 濡るる袖かな ~
空蝉が源氏を想って密かに詠んだ歌
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