episode 2. 源氏の無念と玉鬘の涙
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 31.翻弄された運命の行先
源氏物語 第三十一帖 真木柱
episode 2. 源氏の無念と玉鬘の涙
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter 31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十帖 藤袴(Chapter 30)まで
源氏は玉鬘の将来について悩んでいましたが、とうとう宮中に宮仕えに上げることにしたようです。これにより玉鬘に求婚していた公達はみな失恋することになり、それぞれお別れの歌や文などを玉鬘に贈りました。
超ざっくり GENJI
元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし
本章です🎵
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十一帖 真木柱(Chapter 31)第一話(episode 1)まで
宮仕えに上がる予定の玉鬘を諦めきれない髭黒大将が玉鬘の寝室に侵入してしまいます。源氏は驚きながらも玉鬘と髭黒との結婚を認めることにします。
episode 2. 源氏の無念と玉鬘の涙
【超訳】真木柱 玉鬘十帖
源氏 37~38歳 紫の上 29~30歳
玉鬘 23~24歳
冷泉帝 19~20歳
夕霧 16~17歳
髭黒大将 32~33歳
~ 下り立ちて 汲みは見ねども 渡り川 人のせとはた 契りざりしを ~
(キミとは一線は超えなかったけれど、まさか他の男との結婚を認めたわけでもなかったのにね)
~ みつせ川 渡らぬさきに いかでなほ 涙のみをの 泡と消えなん ~
(三途の川を渡る前になんとかして泡のように消えてしまいたいの)
突然の髭黒の乱入に源氏も結婚を認めます。今までのように玉鬘を抱き寄せたりすることもしません。
早く宮中に行っていれば。
もっと警備が厳重だったなら。
裏切るような女房を雇っていなかったなら。
いくつもの「たら・れば」が出てきます。
大勢の従者がいたでしょうに、お金になびいた女房が髭黒の手引きをしてしまいました。
🖌Genji Waka Collection
~ 下り立ちて 汲みは見ねども 渡り川 人のせとはた 契りざりしを ~
源氏大臣が突然結婚することになった玉鬘に贈った歌
~ みつせ川 渡らぬさきに いかでなほ 涙のみをの 泡と消えなん ~
玉鬘が傷つき落ち込んで泣きながら源氏に返した歌
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