episode 3. 逢えないふたり
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 32.すれ違うふたり
源氏物語 第三十二帖 梅枝
episode 3. 逢えないふたり
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter 32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第十一帖 花散里(Chapter 11)まで Patr 1-1 完結
桐壺帝の第二皇子として産まれた光源氏は臣下に下り、報われない藤壺の宮への想いを埋めるかのように数々の女人と付き合い愛に彷徨います。
第二十一帖 乙女(Chapter 21)まで Patr 1-2 完結
源氏は朱雀帝妃である朧月夜との密会の責任をとり須磨で謹慎生活を送りますが、移り住んだ明石で明石の君と出逢い姫君が産まれます。
明石から戻り、明石の君と姫君を京に呼び寄せ、姫君の養育を紫の上に任せます。また、源氏の永遠の憧れである藤壺の宮が亡くなります。
第三十一帖 真木柱(Chapter 31)まで Part 1-3 完結
源氏は若いころに付き合っていた夕顔の娘(父は内大臣)を養女として引き取ります。玉鬘と呼ばれる姫は大豪邸六条院で外見、内面ともに美しく成長し、都中の公達が求婚しますが、養父の源氏までが玉鬘に恋心を抱くようになります。
玉鬘の将来について悩んだ源氏でしたが、尚侍として冷泉帝の後宮に上げることにします。しかし玉鬘を諦めきれない髭黒大将が寝室に侵入し結婚してしまいました。
超ざっくり GENJI
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
本章です🎵
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十二帖 梅枝(Chapter 32)第二話(episode 2)まで
東宮様が元服し、源氏の娘の明石の姫君も裳着を迎えて入内する(お妃になる)準備が進められています。
一方、源氏の息子の夕霧は結婚していません。あまり初恋に固執せず結婚した方がいいと源氏はアドバイスします。
episode 3. 逢えないふたり
【超訳】梅枝
源氏 39歳 紫の上 31歳
明石の御方 30歳 明石の姫君 11歳
夕霧 18歳 雲居の雁 20歳
~ つれなさは 憂き世の常に なり行くを 忘れぬ人や 人にことなる ~
(時が経てばみんな忘れちゃうって言うけれど、キミを忘れられない僕が変わってるのかな)
~ 限りとて 忘れがたきを 忘るるも こや世になびく 心なるらむ ~
(アナタを忘れられないでいる私のことなんか忘れて、他の人と結婚しようとしているアナタが一般的なんでしょうね)
第三十二帖 梅枝
Chapter 32 すれ違うふたり
episode 1. 可愛い娘の結婚準備
episode 2. 源氏の恋愛講座?!
episode 3. 逢えないふたり
引き離されてからもう何年も経つ夕霧と雲居の雁ですが、うまくいっていないようですね。お互い想い合っているのに逢えないもどかしさや周囲から入ってくるウワサですれ違ってしまいそうです。
夕霧は結婚話を断っていますが、「夕霧が結婚する」ウワサは広まっているようです。何年も逢えず外部のウワサで手紙の内容も疑ってしまいます。
みんなが見守る夕霧と雲居の雁の恋の行方は次巻です。
🖌Genji Waka Collection
~ つれなさは 憂き世の常に なり行くを 忘れぬ人や 人にことなる ~
夕霧が「やっぱり君が忘れられないよ」と雲居の雁に贈った歌
~ 限りとて 忘れがたきを 忘るるも こや世になびく 心なるらむ ~
雲居の雁が夕霧の婚約のウワサを聞いて「わたしが知らないとでも思ってるワケ?」と贈った歌
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