episode 1. ほころびかける蕾
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 33.長く遅く遠かった春
源氏物語 第三十三帖 藤裏葉
episode 1. ほころびかける蕾
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter 33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十二帖 梅枝(Chapter 32)まで
源氏の娘の明石の姫君が裳着を迎え東宮に入内することが決まります。 息子の夕霧は初恋の雲居の雁との結婚話が進んでいる様子はなく、源氏が他の縁談を持ちかけても断ります。夕霧と雲居の雁は想い合っているのに逢えない月日が続いており、想いがすれ違ってしまいそうです。
超ざっくり GENJI
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
本章です🎵
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
Chapter 33. 長く遅く遠かった春
episode 1. ほころびかける蕾
【超訳】藤裏葉
源氏 39歳 紫の上 31歳
明石の御方 30歳 明石の姫君 11歳
夕霧 18歳 雲居の雁 20歳
~ わが宿の 藤の色濃き 黄昏に たづねやはこぬ 春の名残を ~
(美しい藤の花(娘)を見に来ませんか?)
ようやく内大臣が折れてくれるようですね。招待の歌に夕霧はドキドキしています。源氏はせっかくだからカッコつけて行けよと装束をコーディネートしてあげます。オシャレなお父さんの本領発揮ですね。
桃、桜、山吹など春に咲く花は多いですけれど、藤の花は春の最後に咲く花です。
引き離されたとき夕霧が12歳、雲居の雁が14歳でした。長い長い6年の月日が経ちふたりは18歳と20歳になりました。
遅い春がふたりにようやく訪れそうですね。
🖌Genji Waka Collection
~ わが宿の 藤の色濃き 黄昏に たづねやはこぬ 春の名残を ~
内大臣が夕霧への藤宴招待に贈った歌
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