episode 3. 8年ごしの初対面
GENJI 【超訳】
Part Ⅰ 華やかなる恋絵巻
Chapter 33.長く遅く遠かった春
源氏物語 第三十三帖 藤裏葉
episode 3. 8年ごしの初対面
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter 33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第三十二帖 梅枝(Chapter 32)まで
源氏の娘の明石の姫君が裳着を迎え東宮に入内することが決まります。息子の夕霧は初恋の雲居の雁との結婚話が進んでいる様子はなく、源氏が他の縁談を持ちかけても断ります。夕霧と雲居の雁は想い合っているのに逢えない月日が続いており、想いがすれ違ってしまいそうです。
超ざっくり GENJI
源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚
本章です🎵
栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!
最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第三十三帖 藤裏葉(Chapter 33)第二話(episode 2)まで
夕霧の縁談のウワサを聞いた内大臣は娘の雲居の雁のために自分から折れて夕霧と娘の結婚を認めることにして、自宅の藤の宴会に夕霧を招きます。
内大臣の許しを得た夕霧は6年ぶりに雲居の雁と再会し、初恋を実らせます。
episode 3. 8年ごしの初対面
【超訳】藤裏葉
源氏 39歳 紫の上 31歳
明石の御方 30歳 明石の姫君 11歳
夕霧 18歳 雲居の雁 20歳
明石の御方が姫と一緒に都に来てから約8年。六条院では春の御殿と冬の御殿に住んでいても会ったことがなかった紫の上と明石の御方。ようやくのご対面でした。
会ってみたら相手がステキで「ダンナが落ちるのもわかるわ」と納得し、その後は友情を深める……。ちょっと現代の感覚ではわかりませんね。
それから籐典侍ちゃん。そうなんです。実はお付き合いしていたみたいですね。
でも内大臣の娘の雲居の雁と源氏の侍従(惟光)の娘の藤典侍では格が違います。
源氏が勧める縁談には目もくれず初恋の姫君を想い続けました。少し身分の低いガールフレンドがいたってことかな。このあと藤典侍は夕霧の側室になります。雲居の雁と結婚しても藤典侍を捨てたりしなかったことが夕霧の誠実さなのかもしれません。当時としてはね。
籐典侍にとっては遊びでなくて結婚できてよかった、ということかしら。
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