episode 2. お姉ちゃん違い?!
GENJI 【超訳】
Part Ⅲ 激しく流れる恋の川
Chapter 43.匂宮は梅がお好き
源氏物語 第四十三帖 紅梅
episode 2. お姉ちゃん違い?!
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第四十二帖 匂兵部卿(Chapter 42)まで
源氏が亡くなって8年の月日が流れました。夕霧など源氏の周りの人びとの近況が語られます。今上帝と明石中宮の皇子である匂宮(匂兵部卿)と源氏と女三宮の子である薫のふたりが宮中の憧れの的であり話題を独占しているようです。
薫は幼いころに「父親は源氏ではないのでは?」という噂話を聞いたことがあり、自分の父親が誰なのか、自身の出生には秘密があるのではないかと不安になっています。
匂宮もまだ結婚はしておらず、夕霧をはじめ有力な貴族たちは娘を匂宮か薫と結婚させたいと考えているようです。
超ざっくり GENJI
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
本章です🎵
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
第四十三帖 紅梅(Chapter 43)第一話(episode 1)まで
柏木の弟の紅梅大納言(元弁少将)と髭黒の娘の真木柱は再婚同士です。ふたりのあいだに産まれた若君を匂宮は可愛がっており、真木柱の連れ子の宮の御方(父は蛍兵部卿宮)と付き合いたいと思っているようです。
episode 2. お姉ちゃん違い?!
【超訳】紅梅 匂宮三帖
薫 24歳 匂宮 25歳
~ 心ありて 風の匂はす 園の梅に まづ鶯の 訪はずやあるべき ~
(ウチに来てほしいと願って梅が香っているのに、鶯(匂宮)が来てくれないなんてことはありませんよね?)
~ 花の香に 誘はれぬべき 身なりせば 花のたよりを 過ぐさましやは ~
(身分が軽かったなら花の香りに誘われてみるんだけれどね)
第四十三帖 紅梅
Chapter 43 匂宮は梅がお好き
episode 1. 紅梅ファミリーと匂宮
episode 2. お姉ちゃん違い?!
亡くなった柏木の弟の紅梅一家のお話ですね。夕霧もそうでしたが、年頃の娘を持つ親は皆薫か匂宮と結婚させたいようですね。
若君にとってはお姉ちゃんが3人いることになります。一番上のお姉ちゃんは結婚していますけれど。お父さんの紅梅は匂宮と二女を結婚させたくて、匂宮が気になるのは宮の御方だけれど、宮の御方には結婚する気がないようです。みんなの想いが一方通行? のようですね。
ただこのあと紅梅ファミリーは登場しないのです。紅梅や真木柱、二女や宮の御方がどうなったかはわからないのです。
次巻は玉鬘ファミリーの近況です。
🖌Genji Waka Collection
~ 心ありて 風の匂はす 園の梅に まづ鶯の 訪はずやあるべき ~
娘と結婚させたい紅梅大納言が匂兵部卿に贈った歌
~ 花の香に 誘はれぬべき 身なりせば 花のたよりを 過ぐさましやは ~
結婚話をうまくかわそうとする匂兵部卿の歌
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