episode 1. 匂宮の宇治行き作戦
GENJI 【超訳】
Part Ⅲ 激しく流れる恋の川
Chapter 46.ふたりの恋
源氏物語 第四十六帖 椎本
episode 1. 匂宮の宇治行き作戦
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源氏物語の今ここ! We are here!!
【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第四十五帖 橋姫(Chapter 45)まで
源氏の弟である八の宮の様子が語られます。桐壺帝の皇子にもかかわらず忘れられた存在で宇治に隠棲している八の宮の生き方に感銘を受けた薫は教えを請いに宇治通いを始めます。八の宮にはふたりの姫君がおり、薫は宇治で姫君たちの姿を垣間見て意識するようになります。
また薫は八の宮の邸で弁の君という女房から自身の出生の真実を聞かされます。「僕は源氏の子なのだろうか」という子供の頃からの疑念は的中し、実の父は亡くなった柏木大納言だと知りました。
超ざっくり GENJI
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
本章です🎵
Chapter 46. ふたりの恋
episode 1. 匂宮の宇治行き作戦
【超訳】椎本 宇治十帖
薫 23~24歳 匂宮 24~25歳
大君 25~26歳 中の君 23~24歳
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど 隔てて見ゆる 遠の白波 ~
(風に乗って音楽は聞こえてきますが、隔たりがあるので白波しか見えません=やはり私たちとあなた方の間には隔たりあるようですね)
ここで登場する夕霧の別荘は宇治平等院鳳凰堂がモデルらしいです。お寺として創建したのは藤原頼道ですが、元は父道長の別荘でした。道長は紫式部を宮中に招いた本人、パトロンとも言われていますね。
源氏物語には実在の建物もエピソードの舞台として多く登場します。しかも千年経った今も現存しているものもあります。
夕霧や匂宮や薫も平等院鳳凰堂を訪れていたのかもしれない、ここで宴会をしていたのかもしれない、など妄想は膨らみます。
今でもそう思えるのですから、当時はもっとリアルに感じられたことでしょうね。
誰からも慕われ 誰にも愛を振りまき?!
おじいちゃんの隔世遺伝?!
topics 41 ちゃらちゃらチャラ男も宇治へゆく
🖌Genji Waka Collection
~ 山風に 霞吹き解く 声はあれど 隔てて見ゆる 遠の白波 ~
八の宮が対岸にいる薫に贈った歌
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