episode 6. 運命の姫?!
GENJI 【超訳】
Part Ⅲ 激しく流れる恋の川
Chapter 49.薫の想いと運命の姫君
源氏物語 第四十九帖 宿木
episode 6. 運命の姫?!
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【超訳】1000文字源氏物語
PartⅠ 華麗なる恋絵巻
- chapter1 【桐壺】壮大なるSTORY
- chapter2 【帚木】男子会の恋バナ
- chapter3 【空蝉】つかみどころのないカノジョ
- chapter4 【夕顔】年上の彼女と癒しの彼女
- chapter5 【若紫】過ちと略奪
- chapter6 【末摘花】雪の朝の衝撃
- chapter7 【紅葉賀】死ぬまで持っていく秘密
- chapter8 【花宴】似た者同士のふたり?
- chapter9 【葵】オンナのオンネン
- chapter10 【賢木】別れ、別れ、それから密会
- chapter11 【花散里】ココロ安らぐ里
- chapter12 【須磨】とりあえず謹慎します。
- chapter13 【明石】最高のカノジョと最愛の妻
- chapter14 【澪標】命をかけて……
- chapter15 【蓬生】シンデレラストーリー?
- chapter16 【関屋】逢えなくても好き
- chapter17 【絵合】世界にひとつだけの
- chapter18 【松風】ふたりの女性と娘のこと
- chapter19 【薄雲】永遠の人
- chapter20 【朝顔】男女の友情は成立する?
- chapter21 【乙女】小さな恋の物語
- chapter22 【玉鬘】元カノのムスメ
- chapter23 【初音】源氏と六条院の新年
- chapter24 【胡蝶】娘なの? 恋人なの?
- chapter25 【蛍】恋多き父と一途な息子
- chapter26 【常夏】ふたりのムスメの明と暗?
- chapter27 【篝火】恋の炎の行方は?
- chapter28 【野分】美しいひとたち
- chapter29 【行幸】ふたりのお父さん
- chapter30 【藤袴】結婚? 仕事?
- chapter31 【真木柱】翻弄された運命の行先
- chapter32 【梅枝】すれ違うふたり
- chapter33 【藤裏葉】長く遅く遠かった春
PartⅡ 幾重にも広がる恋の水紋
- chapter34-1 【若菜上1】それは水紋のように
- chapter34-2 【若菜上2】さざ波が揺らす心
- chapter34-3 【若菜上3】慶びの春と忍び寄る影
- chapter35-1 【若菜下1】六条院の人びと
- chapter35-2 【若菜下2】春の演奏会とある願い
- chapter35-3 【若菜下3】吹き荒れる嵐の六条院
- chapter36 【柏木】想いを遺し恋に死す
- chapter37 【横笛】親友が遺した想い
- chapter38 【鈴虫】想いが交錯する秋の月夜
- chapter39 【夕霧】堅物な浮気、不器用な本気
- chapter40 【御法】消えゆく紫の露
- chapter41 【幻】思慕、痛恨、後悔、懺悔
- chapter41extra 【雲隠】衝撃の演出
これまでのあらすじ
第四十八帖 早蕨(Chapter 48)まで
薫も中の君も大君を亡くした悲しみから立ち直ることができません。特に中の君は短期間に父と姉を亡くしており季節が移っても悲しみは癒えません。
匂宮は宇治までの通い婚が困難なので中の君を自宅の二条院に迎えることにします。中の君は父と姉と暮らした宇治を離れたくありませんでしたが、匂宮は心づくしの支度をして中の君を二条院に迎えました。
超ざっくり GENJI
源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演
薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー
本章です🎵
第四十九帖 宿木(Chapter 49)第五話(episode 5)まで
帝は内親王の縁談を薫に持ち掛けます。夕霧は娘の六の君と匂宮を結婚させたいので明石の中宮に頼み込み匂宮も結婚を承諾します。
落ち込んでいる中の君を薫が訪ねます。「キミと結婚すればよかった」などと薫は和歌に詠みますが、中の君はかわします。結局ふたりは大君が恋しいと話をします。
匂宮は六の君との結婚の日を迎えます。形式的にすませようとした匂宮でしたが、六の君の美しさ、素晴らしさに魅了されてしまいます。一方中の君は匂宮の気持ちが六の君に移ってしまったと感じ涙を流します。
中の君に呼び出された薫はまた口説こうとしますが、中の君が妊婦であることに気づき帰ります。匂宮は中の君と薫の仲を疑いますが、中の君は泣いて匂宮の疑念を否定します。
中の君を諦めきれない薫ですが、中の君は話をそらすように「大君によく似た姫君」がいると薫に伝えます。気になった薫は宇治で弁の君に訪ねると、その姫君は大君と中の君の異母妹ということでした。
episode 6. 運命の姫?!
【超訳】宿木 宇治十帖
薫 24~26歳 匂宮 25~27歳
中の君 24~26歳 中の君の義妹 19~21歳
夕霧 50~52歳
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
(顔も声もなつかしいあの人にそっくりだろうかと茂みをかきわけて今日逢いに来たんだよ)
第四十九帖 宿木
Chapter 49 薫の想いと運命の姫君
episode 1. 周りの思惑
episode 2. 薫と中の君
episode 3. 匂宮と六の君との結婚
episode 4. 夫婦ゲンカも和歌にのせて?!
episode 5. 大君によく似た姫君
episode 6. 運命の姫?!
匂宮と結婚して二条院に来た中の君ですが、匂宮は夕霧の娘との結婚もすることになり、そこに薫の想いも加わり匂宮と中の君の関係がぎくしゃくしてしまいます。匂宮は薫と中の君の中を疑っています。
そんなときに見かけた愛した人(大君)にそっくりな姫君。やっと巡り合えた。運命の姫だと薫は感動しています。
突然現れた運命の姫君。源氏物語では多くの女性キャラクターが登場しましたが、彼女が最後の主要キャラクターです。さて、彼女の運命はどう展開するのでしょうか。大長編源氏物語も残すところ5巻です。
初めて恋した大君
その大君の妹の中の君 そして……
topics 44 ふらっふらフラつく薫くん
🖌Genji Waka Collection
~ かほ鳥の 声も聞きしに かよふやと しげみを分けて 今日ぞ尋ぬる ~
薫が大君にそっくりな姫を見て感動して詠んだ歌
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