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episode 1. 動き出す運命

2022-07-20chapter50第五十帖,宇治,宇治十帖,東屋,大君,中の君,,浮舟,二条院,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【超訳】
Part Ⅲ 激しく流れる恋の川

Chapter 50.翻弄される舟

    源氏物語 第五十帖 東屋

episode 1. 動き出す運命

Welcome to SenmojiGenji World!!

源氏物語の今ここ! We are here!!

【超訳】1000文字源氏物語

PartⅠ 華麗なる恋絵巻

これまでのあらすじ

前章まで

第四十九帖 宿木やどりぎ(Chapter 49)まで
  周りの思惑で薫は帝の内親王と婚約、結婚することになります。けれどもいまだに大君を想っており、妹の中の君と自分が結婚すればよかったとも思っています。
 匂宮も夕霧の娘の六の君と結婚します。形式的な結婚のつもりでしたが、六の君の美しさ、素晴らしさに匂宮は魅了されます。

 匂宮の結婚に落ち込んでいる中の君を薫が訪ねて口説こうとしますが、中の君が妊娠中なので思いとどまります。帰宅した匂宮はふたりの仲を疑いますが、中の君は泣いて身の潔白を訴えます。

 中の君は薫の気をそらそうとある姫の話をします。その姫は大君と中の君の異母妹でした。宇治で偶然姫を見かけた薫はあまりに大君と似ていたので「運命の姫だ」と感じ入ります。

超ざっくり GENJI

1.桐壺 ~ 11.花散里11.須磨 ~ 21.乙女22.玉鬘 ~ 31.真木柱32.梅枝 ~ 33.藤裏葉34.若菜上 ~ 39.夕霧40.御法 ~ 41.幻42.匂兵部卿 ~ 44.竹河45.橋姫 ~ 54.夢浮橋

光源氏の誕生からたくさんのカノジョとの恋愛遍歴


GENJI Summary Part1-1 (桐壺 ~ 花散里)まとめ

(女性問題を起こして)謹慎生活、都に復帰・復職、大切なオクサマたちとの日々


GENJI Summary Part1-2 (須磨 ~ 乙女)まとめ

元カノの娘の玉鬘との出逢いと大豪邸六条院での暮らし


GENJI Summary Part1-3 (玉鬘 ~ 真木柱)まとめ

源氏の息子夕霧と幼なじみとのハツコイ婚


GENJI Summary Part1-4 (梅枝 ~ 藤裏葉)まとめ

栄耀栄華を極めた源氏 正室を寝取られる?!


GENJI Summary Part2-1 (若菜上 ~ 藤裏葉)まとめ

最愛の妻紫の上の旅立ちと源氏のイマサラな大後悔


GENJI Summary Part2-2 (御法 ~ 幻)まとめ

源氏亡きあとの物語 表向き源氏の息子の薫と源氏の孫の匂宮のダブル主演

薫と匂宮と宇治の三姉妹とのラブストーリー

本章です🎵

Chapter 50. 翻弄される舟
 episode 1. 動き出す運命

【超訳】東屋 宇治十帖
 薫 26歳 匂宮におうのみや 27歳
 中の君 26歳 中の君の異母妹(浮舟) 21歳
 夕霧 52歳

✈✈✈ Let’ go to SenmojiGenji ✈✈✈

薫は宇治で見た姫君(浮舟)を引き取りたいって考えるんだけれど、身分格差もあったから公式に結婚しようとはしないで、弁の君経由でなんとなく気持ちを伝えるくらいしかアプローチしていなかったの。だから浮舟のお母さんの中将の君も薫の話を本気にしていなかったの。

お母さんには現在の夫の常陸ひたちかみとのあいだにも子供がいたのね。常陸の守は自分の子供ばかりを可愛がって妻の連れ子の浮舟のことは考えていないの。だから余計に私が浮舟を守らないとってお母さんは思っていたみたい。
 常陸の守は田舎っぽくて風流ごとにはウトいんだけど、派手好きで世渡りは上手いから財力はあったの。その財力目当てで婿になりたい貴族も多くて左近の少将という若者がやってきたの。

お母さんは浮舟には立派な婿に来てほしいと思うけれど、夫が地方官僚だから高望みもできなくて左近の少将との縁談をOKすることにするの。
 結婚の日取りも決まって準備も進めていると、浮舟が常陸の守の実子でないと知った左近の少将が浮舟ではなくて常陸の守の実の娘と結婚したいって言い始めたの。

常陸の守は浮舟のお父さんである皇族の八の宮よりも自分が選ばれたことが嬉しくてならないみたい。中将の君はこれでも妥協した縁談だったのにそれすら断られてとてもショックを受けてしまうの。
 浮舟の乳母も怒っているの。だからこうなったら手紙をくれる薫に嫁がせましょうって提案するんだけれど、お母さんはあまりの格差違いに決心がつかないのよね。

左近の少将と常陸の守の娘の結婚の日が近づくと屋敷が準備でごった返すのね。少将が通ってくる部屋を用意しないといけないので、自然と浮舟の居場所がなくなってくるの。困った中将の君は二条院の中の君に浮舟を居候させてほしいとお願いするの。浮舟に同情した中の君は匂宮に相談せずに居候させてあげることにするの。

道具類

To be continued ✈✈✈

 薫は「運命の姫」である大君の異母妹に付き合いたいと弁の君経由でアプローチしました。この姫君のことを浮舟と名付けています。今までもお話しているとおり原作では浮舟とは呼ばれていませんが、「大君の異母妹」や「運命の姫」では伝えにくいので「浮舟」と呼ぶことにします。なぜ浮舟という名前かは次巻「浮舟」でわかると思います。
 源氏物語のラストヒロインの浮舟。
 彼女が中の君の二条院に行くことで彼女の運命の歯車が大きく回り始めます。

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