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chara-book 12. 運命に流されたお人形さん

2026-02-12GENJI キャラクターファンブックキャラクターファンブック,女三宮,和歌,光源氏,源氏物語,紫式部,超訳

GENJI 【別冊】

GENJI essay

Character fan book vol.12

運命に流されたお人形さん A doll swayed by fate

ONNASANNOMIYA

Let’s enjoy GENJI world comfortably.

Welcome to SenmojiGenji World!!

GENJI 【別冊】GENJI エッセイ

 千年語り継がれる不朽の名作『源氏物語』も実はツッコミどころ満載!?
 源氏物語を【超訳】しながら感じた管理人の個人的な雑感エッセイです。シロウトの感想なので偏った見方をしているかもしれません。


 古典を専門には学んでいないイチ源氏物語ファンの書く軽いタッチのハンドブックです。よかったらご覧になってください。史実、原作と異なる等、明らかな間違いはご指摘いただきたいのですが、基本的にはゆるく、広いお心でお読みいただければと思います。
 お歴々の源氏物語を研究されている方々、現代語訳をなさっている皆様、源氏物語ファンの皆様方、それから紫式部サマ、どうか怒らないでください。お願いします。

 本章はキャラクターファンブックです。
 源氏物語の登場人物をひとりずつフォーカスします。
 キャラクターのプロフィールや代表的なエピソード、印象的な和歌などを紹介します。
 エピソードや関連するエッセイなどへのリンクも貼ったので利用してください。

「推しキャラ?」を見つけてくださいね。
 楽しい源氏ワールドトリップを。

fan book vol.12 運命に流されたお人形さん
     ~ ONNASANNOMIYA ~

✈✈✈ Let’ go to GENJI world ✈✈✈

「キャラクターファンブック」も12冊目まで来ました。
まだ「源氏のオクサマ・カノジョ」シリーズ続いています……?

女三宮

ONNA SANNOMIYA

父に言われるままに源氏に降嫁

親子ほどの年の差婚
源氏の正室にはなったものの寵愛されず
横恋慕された柏木に襲われ
罪の子を産み落とし俗世を離れ……

源氏の二番目の正室です。
ただ天下の六条院(源氏)の正室としては幼すぎて資質も欠けていました。
源氏の多情ぶりが招いた悲劇でもあります。

女三宮 プロフィール

役職 身分
position
status
二品の宮 源氏正室
父
father
朱雀院
母
mother
藤壺女御
叔母
aunt
藤壺の宮
夫、恋人
partner
源氏、柏木
子供
children
薫
特徴
characteristic
容姿は美しいが藤壺の宮には似ておらず、源氏を落胆させた。
性格
personality
自己主張のないタイプ。趣味もない様子。周囲の思惑で源氏と結婚し、柏木に無理矢理襲われ、薫を身ごもった。初めて主張したことが出家だった。

女三宮リンク集

源氏物語の第二部とされている(諸説あり)第三十三帖【若菜上】から登場します。【若菜上】【若菜下】は女三宮をめぐる物語で源氏物語でも最高峰と評される巻です。源氏の六条院での激動のエピソードが続き、第三部【匂兵部卿】では源氏亡き後の近況が少し語られます。

13歳~20歳

降嫁、無関心、無興味

~  はかなくて 上うはの空にぞ 消えぬべき 
       風に漂ふ 春のあは雪 ~
(殿がいらっしゃらないので、春の淡雪みたいにきえちゃいそうです)

  女三宮

~  はかなくて 上うはの空にぞ 消えぬべき 
   風に漂ふ 春のあは雪 ~
(殿がいらっしゃらないので、春の淡雪みたいにきえちゃいそうです)

  女三宮

朱雀院は出家するにあたり心配事がありました。母親を亡くしている女三宮のことです。本来内親王は結婚しないのですが、母がおらず父の自分も出家するので朱雀院は頼りにしている源氏に縁談を持ち掛けます。娘の明石の姫君を春宮に入内させ紫の上と余生を穏やかに過ごそうとしていた源氏ですが、姫宮が藤壺の宮の血筋であることに関心を持ち、縁談を承諾。嫁いできた女三宮は藤壺の宮に似ておらず、和歌などの教養もなく、幼いばかりの姫宮でした。
 最愛の妻の紫の上はこの結婚に傷つき絶望し、源氏はこの結婚を後悔しました。

20代~

密通、蔑み、出家

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
       いづくの露の かかる袖なり ~
(目覚めても帰る先も未来もわからない明け暮れだけれど、
どうしてだか泣けるんだ)

  柏木中納言

~ おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに 
   いづくの露の かかる袖なり ~
(目覚めても帰る先も未来もわからない明け暮れだけれど、
どうしてだか泣けるんだ)

  柏木中納言

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
       夢なりけりと 見てもやむべく ~
(明け暮れの空に消えてしまいたいわ。
夢だったと思いたいから)

  女三宮

~ あけぐれの 空にうき身は 消えななん 
   夢なりけりと 見てもやむべく ~
(明け暮れの空に消えてしまいたいわ。
夢だったと思いたいから)

  女三宮

源氏の元に嫁いで7~8年が経ちました。源氏は朱雀院の手前、女三宮を正室として丁重に接してはいますが、紫の上への寵愛は深まるばかりです。その紫の上が体調を崩し、二条院で療養することになります。源氏はつきっきりで看病します。
 人の少なくなった六条院にずっと女三宮に恋焦がれていた柏木が押し入ってきて一線を越えてしまいます。一方的な柏木の感情に抗うこともできず女三宮は懐妊してしまいます。源氏もふたりの密通を知り、プライドを傷つけられた屈辱から柏木を精神的に追い込み、女三宮にもイヤミを言い蔑みます。
 女三宮は男児を出産し、その後父の朱雀院に頼み込み出家、男児の誕生と女三宮の出家を知った柏木は失意の中息を引き取ります。

女三宮リンク集でした。

pink

高貴な内親王

幼い資質

周囲の思惑に振り回され

結婚、密通、出産、出家

過酷な運命

(※管理人の偏見です)

 女三宮の密通を源氏は「しっかりしていない」「よく考えていない」と蔑みますが、男性が力ずくで襲ってきたら抵抗できません。父に言われるままに源氏に嫁ぎ、柏木に無理矢理襲われ懐妊させられ、出産後は若くして出家しました。お姫様としてあまりに過酷な出来事に同情してしまいます。

 次回のキャラクターファンブックは唯一(?!)源氏くんをフッたお姫様です。

To be continued ✈✈✈

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